なぜガリ傷で10万円も!? バンパーの修理費が高額になるワケ
クルマのバンパーにキズを付けてしまったときの修理代は、最新の車種では高額な例もあるようです。その理由はなぜなのでしょうか。
最新車種のバンパーは高額なセンサーでいっぱい!?
クルマのバンパーをこすったり、ぶつけてしまったときは、誰もが「修理には一体いくらかかるのだろう」と心配になってしまうものですが、最新モデルになると修理費が高額になる例もあるようです。
ひと昔前と比べて、バンパーの修理費が高額になる理由には、前走車と適切な車間距離を取って走行する「アダプティブクルーズコントロール」や、駐車する際に障害物との距離を知らせるレーダーやセンサーなど、先進安全運転支援機能に関わる装備がバンパー付近に搭載されているからです。
例えば、トヨタ「ヤリス」では、予防安全装備として「インテリジェントクリアランスソナー」という機能があります。
これは、前後に搭載されたセンサーが障害物を検知し、距離が近くなるとクルマが自動でブレーキを作動させるものです。
トヨタによれば、ヤリスの「Bパッケージ」を除いて、2万6800円でメーカーオプション装備として設定されています。しかし、もしセンサーの付いたバンパーを壊してしまうと、それ以上の修理代になるようです。
自動修理工場のスタッフは、以下のように話します。
「センサーが付いたバンパーを修理するとしたら、通常のバンパーよりも高額修理になると思います。
大きさにもよりますが、たとえば500円玉くらいのちょっとしたへこみやキズなどであれば1日で修理が完了しますし、金額も数万円で済むと思います。
ですが、キズが小さくてもセンサーが壊れたり、だめになった場合は、センサーの新品交換や、バンパーの脱着などで、部品代と工賃がかかります。
いくら掛かるのかは車種や破損具合によりますが、無事に動くかどうかまでチェックするので、10万円以上かかると考えていたいだ方がいいでしょう」
※ ※ ※
ヤリスでは、フロントセンサー、フロントコーナーセンサー、バックセンサー、リヤコーナーセンサーがそれぞれ2つずつ、合計8つのセンサーが装備されています。
センサーが多いほど死角は少なくなりますが、こすってしまったり、ぶつけてしまった際に、センサーと接触する確立も上がってしまうのです。
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