米軍サポートから80年!? 三菱「ジープ」と「Jeep」の関係性とは
現在は輸入車の「Jeep」が人気が高まっている
現在、日本でジープといえば、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FAC)が展開している「Jeep」をイメージする人もいるかもしれません。
前出のウィリス・オーバーランドが、1953年に「カイザー=フレイザー・コーポレーション」へと買収され、1970年にはカイザーは「アメリカン・モーターズ」へ買収されていきます。
その後、1987年にアメリカン・モーターズが「クライスラー」に吸収され、1998年にはクライスラーが「ダイムラー・ベンツ」と合併、紆余曲折を経て2014年にFCA傘下のブランドとなりました。
輸入元であるFCAジャパンの資料によれば、2009年に約1000台だったJeepの年間販売台数は、2019年には約1万台にまで拡大。国産の「ジープ」は2001年に販売が終了してしまいましたが、輸入車の「Jeep」は好調のようです。
Jeepでは、現在「レネゲード」「コンパス」「ラングレー」「チェロキー」「グランドチェロキー」の5車種をラインナップしています。
現在のJeepでは、第2次世界大戦で活躍した、ウィリス・オーバーランドの「ジープ」と同じ、縦型のグリルを全車種に採用。
また、最初に開発された「CJシリーズ」のひとつ「CJ-3A」からインスピレーションを得た特別仕様車「ラングラー・アンリミテッド・ウィリス」を2020年2月8日から発売するなど、長きに渡ってジープのDNAを受け継いでいるようです。
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