キース・ヘリング没後30年記念「Keith Hering:Endless」展が開幕

山梨県小淵沢町にある中村キース・ヘリング美術館では、キースヘリング没後30年を記念し「Keith Hering:Endless」展を開催、2020年2月22日に開幕した。

1990年2月に31歳でこの世を去ったキース・ヘリング

「Immersive Museum(イマーシブミュージアム)」は、エンターテインメントのジャンルで世界的なトレンドである「Immersive=没入感」をキーワードとする新たなアート体験プログラム。

 特別な音響効果と、壁面/床面すべてに投影される没入映像を組み合わせて、広大な屋内空間に名画の世界を再現。参加者はその空間を自由に歩き回ることができ、あたかも全身で名画の世界に入り込んだようなアート体験が実現する。

All Keith Haring Artwork (c)Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection.
All Keith Haring Artwork (c)Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection.

 山梨県小淵沢町にある中村キース・ヘリング美術館では、キースヘリング没後30年を記念し「Keith Hering:Endless」展を開催、2020年2月22日に開幕した。

 キース・ヘリングは、1980年代のニューヨークアートのレジェンド。1990年2月16日にエイズによる合併症のため31歳の若さでこの世を去った。

 没後30年を迎えたいまもなお世界中で絶えず展覧会が開催され、ファッションや社会活動、エンターテイメントなど多様な場面で作品が起用されている。本展では、精子を凌駕しe増幅し続けるヘリングのアートの力に迫る。

 みどころは、「オルターピース:キリストの生涯」(1990年)。協会の祭壇画(オルターピース)として制作されたヘリングの最後の作品で、ブロンズに白金箔が施され、三連祭壇画の様式を投手し、聖母子像や天使が刻まれている。

 また、東京都多摩市で約500名の子どもたちと描いた壁画「マイ・タウン」、「平和」(1987年/多摩市文化財団蔵)を3年ぶりに公開する(3月28日より展示予定)。

 ギャラリーツアーは毎週日曜日の14時から14時45分に開催予定だ。

中村キース・ヘリング美術館の外観
中村キース・ヘリング美術館の外観

開催概要

タイトル:Keith Hering:Endless
会場:中村キース・ヘリング美術館(山梨県北杜市小淵沢町10249−7)
会期:2020年2月22日(土)から2021年1月11日(月)
休館日:定期休館日なし ※臨時休館についてはwebサイト、SNSで通知
開館時間:9:00から17:00
入場料:大人:1500円/学生(16歳以上):600円/15歳以下:無料

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