なぜマツダは毎年改良する? マツダ車が年々進化する理由とは
シティなイメージを刷新! オフロード感ある仕様も追加へ!
CX-5の変更で、もうひとつ気になったのが「タフスポーツスタイル」というオプションパッケージの追加です。
これはスキッドプレート調デザインのアンダーガーニッシュと、ルーフレール、オールウェザーマット、ラゲッジトレイをセットした仕様です。
都会的でラグジュアリーな雰囲気のCX-5を、道具感に溢れるオフローダーにイメチェンさせ、同時に車内の使い勝手も向上させます。
このタフスポーツスタイルについて、広報担当者は次のように話します。
「CX-5は都会にマッチするクロスオーバーというイメージが強かったのですが、ユーザーと接してみると、道具を一杯積んで出かけるというSUV本来のオフローダー的なエクステリアを求めているお客さまがいることが分かりました。
今回の変更で、オフロードトラクションアシストが付いたというタイミングもありますが、こうした従来とは違う雰囲気のCX-5を提案するということで追加導入しました」
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CXシリーズでもラグジュアリー感を前面に押し出してきたマツダとしては、従来イメージを変える新基軸を打ち出してきたといえます。
今後、ほかのCXシリーズでも、このようなパッケージオプションが設定される可能性があるということなので、現在SUVで広がりつつある“オフロード志向”の波はマツダのSUVにも広がっていきそうな気配です。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
短期のシミュレーション開発、新規のコンポーネントの積極的採用、細部変更の繰り返し。
他のメーカーなら、リスクとコストアップを嫌って絶対にやりませんね。
新しい商品力で勝負した結果は、車そのものへの評価には繋がってると思います。