トヨタ「ミニバン3兄弟」に異変!? 高級志向が販売好調な理由とは
トヨタのミニバン「エスクァイア」は、ヴォクシー/ノアと基本設計を共有し、姉妹車の関係にあたるモデルですが、ヴォクシー/ノアが2019年10月の消費税増税で売れ行きが落ち込んだのに対し、エスクァイアは対前年比の販売台数の落ち込みが小さく好調だったといいます。設計はほぼ変わらないクルマ同士であるにも関わらず、なぜ増税後の販売台数に差が出たのでしょうか。
なぜ販売好調? トヨタの高級ミニバンが持つ強みとは
トヨタ「エスクァイア」は、同社の「ヴォクシー」や「ノア」と基本設計を共有するミニバンです。ヴォクシー/ノアとの違いは内外装が高級かつ上質に仕立てられている点で、これがセールスポイントとなっています。
そんななか、ヴォクシー/ノアは2019年10月以降対前年比の販売台数が大きく落ち込んだものの、エスクァイアは2019年10月以降も販売台数の落ち込みが小さかったといいます。なぜ販売台数の落ち込みに差が出たのでしょうか。
現行型ヴォクシー/ノアは2014年1月に登場し、その後同年10月にヴォクシー/ノアの上級車種としてエスクァイアが発売されました。
エスクァイアについて、外装ではメッキ加飾が施された縦基調のフロントグリルが特徴的なほか、内装では随所に金属調加飾やステッチなどがあしらわれ高級感を表現。
また車両価格(消費税込)を見ても、ヴォクシー/ノアの255万6400円から、というエントリーグレードの価格設定に対し、エスクァイアは271万3700円からと、約15万円の価格差があります。
そんな3台ですが、日本自動車販売協会連合会が発表する2015年以降の年間販売台数ではヴォクシーがもっとも多く、ノア、エスクァイアがそれに続くという年がほとんどで(2015年のみエスクァイアがノアを上回った)、エスクァイアはヴォクシー/ノアの影に隠れた存在といえました。
しかし、消費税増税があった2019年10月の販売台数で、ヴォクシーは対前年比で56.1%、ノアは対前年比で56.9%を記録し、その後も対前年比80%以上を達成することができず、売れ行きが失速しています。
対してエスクァイアは2019年10月の販売台数が72.2%、11月が104.4%、12月が103.3%、2020年1月が106.1%と、ヴォクシー/ノアに比べて売れ行きが落ち込んでいないのです。
エスクァイアが消費税増税後も売れ行きを落とさない理由としては、各車の顧客層が異なることが要因のひとつとして考えられます。
2020年2月現在、トヨタは4つの販売チャネルを持っていますが、エスクァイアはトヨタ店とトヨペット店のふたつで販売されています。
トヨタ店は「クラウン」や「センチュリー」を扱うなど高級車を多く揃えています。また、トヨペット店もセダンを数多くラインナップしてきた歴史があり、比較的年齢層の高い顧客が多く存在する状況です。
一方、ヴォクシーは若者向けの車種が多い「ネッツ店」、ノアはコンパクトサイズのクルマが多い「カローラ店」での取り扱いです。
すなわち、年齢層が高く収入の多いユーザーが中心となる店舗での取り扱いだったことが、エスクァイアに有利に働いたことが考えられます。
エスクァイアについて、トヨタの販売店スタッフは次のようにコメントします。
「エスクァイアを検討するお客さまを見ると、ミニバンに上質感や高級感を求める方も多く、こだわりのあるものなら値段に関係なく購入していただけるようです。
購入層は30代から60代まで幅広い層におよびます。落ち着いた上品なデザインということもあって、法人の営業車として導入されるケースも増えています」
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トヨペット店で扱われるトヨタの高級ミニバン「アルファード」も、2019年10月の対前年比販売台数が88.2%とそれほど落ち込まず、その後も販売好調をキープしています。
高級ミニバンという共通点を持つ2台にとって、消費税増税という逆風はそれほど痛手ではなかったようです。
万が一の横転事故で死ぬ確率が高いのは箱形なのによ、こんの液体を混ぜる理科の実験レベルの理屈なんだけどな。
ことにチャイルドシートに子供を固定しないバカ親がミニバン転がすの見てると毛が先立ってわ!
コメント書く前に少し落ち着け
おっちゃん!、余程企業のカモか?濾せないような頭を拗らせてるようだな?だから理解レベルなんだよ