打倒日産「ノート」!? ホンダ新型「フィット」は激変でライバルにどう差を付けた?
ホンダ「フィット」は2020年2月14日にフルモデルチェンジがおこなわれ、パワートレインをはじめさまざまな部分が進化しました。一方、2019年にコンパクトカー販売No.1となったモデルは日産「ノート」ですが、新型フィットは王者ノートにどう立ち向かうのでしょうか。
新型「フィット」の強み「e:HEV」とは?
日本自動車販売協会連合会が発表した2019年の登録車販売ランキングで、コンパクトカー首位となったのは日産「ノート」です。年間販売台数は11万8472台を記録し、総合順位は2位となりました。
一方、かつて国産コンパクトカーのなかで絶大な人気を誇ったものの、近年は人気を落としつつあったホンダ「フィット」は、2020年2月のフルモデルチェンジで巻き返しを図ります。2台の特徴や違いには、どのようなものがあるのでしょうか。
ノートは、初代モデルが2005年1月20日に発売されたコンパクトカーです。2代目となる現行モデルは2012年9月3日に発売されました。
現行モデルは発売当初、1.2リッターエンジン(スーパーチャージャー有無が異なる2種類が設定)が搭載されていましたが、2016年11月2日に電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した「ノートe-POWER」が追加されます。
e-POWERは、エンジンの動力を発電のみに利用し、バッテリーに蓄えた電力でモーターを駆動させて走るシリーズ式のハイブリッドシステムです。
このシステムを搭載したノートe-POWERが好評を博したことで、発売から5年以上が経過した2018年(暦年)の登録車販売ランキングで、日産初となる総合1位を獲得しました。
実際に、ノートについて日産の販売店スタッフは「燃費の良さについて、とくにお客さまから好評をいただいています。なかでも、『e-POWER』についての問い合わせをお客さまからいただくことが多いです」と話します。
一方、ホンダ「フィット」は初代モデルが2001年6月22日に発売されました。そして、2001年と2008年に登録車販売ランキング総合1位を記録するなど、日本を代表する人気モデルとして知られていました。
しかし、2013年9月6日に発売された3代目フィットは、登場直後にトランスミッション関連のリコールが重なり、評判を落とします。
そして2014年をピークに販売台数は徐々におちていき、登録車販売ランキングを見ると2018年は総合7位、2019年は総合12位となりました。
そんななか、2020年2月14日に発売された4代目新型フィットは、ハイブリッド仕様(1.5リッターエンジン+モーター)とガソリン仕様(1.3リッター)が用意され、ハイブリッド仕様に搭載されるハイブリッドシステムを、1モータータイプの「i-DCD」から2モータータイプの「e:HEV」へ刷新しました。
e:HEVは、従来のシステムと比べてモーター走行の領域が拡大されることが特徴です。ホンダは、日常シーンのほとんどをモーター走行とすることで、優れた環境性能とともに、心地よい走りと力強い加速を実現すると説明します。
新型フィットについて、ホンダは次のように説明します。
「新型フィットには、ホンダのハイブリッドシステム『e:HEV』を弊社のコンパクトカーとして初めて搭載しました。優れた燃費性能だけでなく、走る楽しさも両立しています。
また、軽量化・高剛性化・高強度化を徹底したボディや、衝撃を素早く吸収して路面をしっかりととらえるサスペンションなどと合わせて、快適な乗り心地を提供します」
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ハイブリッド仕様同士のJC08モードの燃費を比較すると、ノートe-POWERの燃費は37.2km/L(e-POWER S・FF仕様)ですが、新型フィットのe:HEV仕様は38.6km/L(e:HEV BASIC・FF仕様)と、新型フィットの方が若干上回ります。
よりモーター走行を長くして燃費を向上させたうえ、ボディやサスペンションのブラッシュアップもおこなって商品力を増した新型フィット。それに対し、ノートは発売から7年以上が経過したとはいえ、100%モーター駆動のe-POWERという独自の強みを持ちます。
さらに、ノートe-POWERにはアクセル操作だけで速度調節ができる「e-POWER Drive」という走行モードがあり、電動モデルらしい先進性を感じられる装備です。
どちらのコンパクトカーが、ユーザーからより多くの支持を受けるのか、注目されます。
ノートごときがライバルとは情けない
ライバル は初代と顧客ですね。
開発に自由を与えすぎてもろくな物はできませんね。
毎度の剛性を何処に分配するか?車作りもマラソンと同じです。
そんななか、2019年2月14日に発売された4代目新型フィット
2020年の間違えでは。