昔はスタイルを優先していた!? 秀逸なデザインの個性派軽自動車5選
実用性よりもスタイルを優先した軽自動車とは!?
●ホンダ「トゥデイ」
1974年に軽自動車市場から撤退したホンダは、11年ぶりに軽自動車を発売。
1985年にデビューしたホンダ「トゥデイ」は、それまでにない低い全高にロングルーフとショートノーズを採用し、広い室内空間とスタイリッシュな外観を実現した新時代の軽ボンネットバンです。
フロントフェイスには丸型2灯ヘッドライトを配置することで、かわいさを表現し、シングルワイパーなど新しい試みにもチャレンジ。
搭載されたエンジンは軽商用車「アクティ」用をベースにした550cc直列2気筒で、最高出力は31馬力を発揮。組み合わされたトランスミッションは4速MTとホンダ独自のAT「ホンダマチック」が設定されました。
4輪を四隅に配置するロングホイールベースとしたことで、軽自動車としては高い走行安定性能を発揮し、スタイリッシュなフォルムと相まって人気となります。
その後、1988年にはPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)を採用した3気筒エンジンを搭載し、スポーティモデルには5速MTも設定され、乗用タイプが追加されました。
そして1990年には軽自動車規格の変更に合わせてマイナーチェンジがおこなわれ、660cc3気筒エンジンに換装されています。
●スバル「R1」
2005年に発売されたスバル「R1」は、同社の5ドアハッチバック「R2」にも似た外観でしたが、全長やホイールベースが短い3ドアハッチバッククーペモデルとなっていました。
シニア世代や女性を主なターゲットとし、乗車定員は4名でしたがリアシートはエマージェンシー用で、実質は大人2人が快適に過ごせることに特化した室内です。
内装もR2と同様でしたが、カラーリングがR1専用にコーディネイトされるなど、スペシャリティカーの要素もありました。
搭載されたエンジンは54馬力の660cc直列4気筒で、4気筒ならではの滑らかな回転フィーリングと低振動が好評でした。
2005年には最高出力64馬力を発揮する直列4気筒スーパーチャージャーを搭載し、7速マニュアルモード付CVTが組み合わされた「S」グレードをラインナップ。
スポーティなモデルを好む層からは高く評価されましたが、当時はハイトワゴンに代表される軽自動車にも広さが求められる時代に移行していため、販売台数は低迷してしまいます。
R1とR2は、フルモデルチェンジすることなく2010年に販売を終了。同時にスバルは軽乗用車の生産から撤退し、2012年に「サンバー」の生産を終了することで、軽自動車の生産からも完全に撤退しました。
※ ※ ※
現在、軽自動車は日本で一番売れているクルマですが、冒頭にもあるとおり、デザインが画一化してしまった印象があります。
しかし、それはユーザーのニーズにメーカーが応えた結果であり、どんなにスタイリッシュな軽自動車をつくったとしても、売れなければ意味がありません。
軽自動車は登録車とくらべて薄利多売であるため、メーカーがデザインで冒険することができないのは、仕方のないことなのかもしれません。
R1のどこがカッコ良い?三菱のアイはカッコ良いけど、なぜアイが出てない?
なぜ…首をひねりたくもなりますよ(>人<;)
てんとう虫は紹介されていないッ!
初代Nもッ!
キャロルもッ!レックスもッ!
ミニカだって…
ライフや初代R2が出てこないのは仕方ないとしても…
デザイン