昔はスタイルを優先していた!? 秀逸なデザインの個性派軽自動車5選
現在、軽自動車のスタイリングは実用性を優先した箱型ボディが主流ですが、かつては小さいサイズながらもスタイリッシュな外見を持ったモデルもありました。そこで、秀逸なデザインの軽自動車を5車種ピックアップして紹介します。
個性的でスタイリッシュなデザインの軽自動車たち
クルマの外観デザインは単に見た目を追求するだけでなく、居住性や走行性能、生産性にも影響するため、慎重に検討されます。
なかでも、近年の軽自動車は、限られたサイズのなかで最大限の室内空間を確保するために、トールワゴンやハイトワゴンは似たようなフォルムになりがちです。
一方で、かつての軽自動車には個性的なデザインを追求したモデルもありました。そこで、秀逸なデザインの軽自動車を5車種ピックアップして紹介します。
●スズキ「フロンテクーペ」
1962年に「スズライトバン」の乗用車版として登場したスズキ「フロンテ」はFF方式のセダンでしたが、1967年に発売された2代目では駆動方式をRRに変更。360cc空冷2サイクル直列3気筒エンジンを搭載したことで、同年にデビューしたホンダ「N360」とのパワー競争の幕開けとなりました。
1970年にモデルチェンジされた3代目では「スティングレイルック」と呼ばれる、シャープでスタイリッシュな2ドアファストバックセダンに生まれ変わります。
そして、1971年に「軽自動車初のスポーツカー」とも呼ばれる「フロンテクーペ」を発売。
巨匠ジウジアーロによるデザインは、低いフロントノーズと傾斜したフロントガラスから続く小さなキャビンスペースで構成され、まるでイタリアのスーパーカーを小さくしたようなフォルムでした。
発売当初は2シーターのみで、内装には6連メーターを備えたスポーティなインパネを配置するなど、ドライバーをワクワクさせる演出を多数設定。
3連キャブの装着により37馬力を誇る、360cc水冷2サイクル直列3気筒エンジンをリアに搭載し、刺激的なフィーリングで走りもスポーツカーそのものでした。
●ホンダ「Z」
1967年にデビューしたホンダN360は、FF方式を採用して広い車室空間を実現し、オートバイの設計で培った技術を活かした360cc空冷直列2気筒エンジンを搭載して大ヒットします。
そして、1970年にはN360をベースとした軽自動車初のスペシャリティカー、「Z」が発売されました。
ボディは2ドアクーペのみで特徴的なリアガラスハッチは、その形状から「水中メガネ」の愛称で親しまれます。
上位グレードに搭載されたエンジンは、ツインキャブレターが装着された360cc空冷直列2気筒で36馬力を誇り、オートバイ譲りの高回転型でスポーティな走りを実現。
さらに、フロントディスクブレーキや当時としては珍しかった5速MTを採用するなど、見た目だけではないスペシャリティカーとなっていました。
その後、1971年にはエンジンが水冷化され、1972年にはBピラーを廃した2ドアハードトップになるなど、ビッグマイナーチェンジがおこなわれました。
●ダイハツ「フェローMAX ハードトップ」
ダイハツは1966年に発売された「フェロー」で軽乗用車市場に参入。
大人4人が無理なく乗れることを目指した箱形ボディに、軽トラック「ハイゼット」用360cc空冷2サイクル直列2気筒エンジンを水冷化して搭載しました。
しかし翌年、N360の大ヒットにより人気を奪われてしまったことから、1970年のモデルチェンジでは、当時の軽自動車で最高値となる40馬力までパワーアップした2代目となる「フェローMAX」を発売。
フェローMAXでは初代のFRからFFに駆動方式が変更され、先進の4輪独立懸架を採用。広い室内空間を実現した2ドアセダンと3ドアバンに加えて、1971年にはスタイリッシュな2ドアハードトップが追加されます。
2ドアハードトップはBピラーを廃したスタイリッシュなサイドビューで、ツインキャブエンジン車にはフロントにディスクブレーキを装備するなど、ホンダZやスズキ フロンテクーペに対抗しました。
R1のどこがカッコ良い?三菱のアイはカッコ良いけど、なぜアイが出てない?
なぜ…首をひねりたくもなりますよ(>人<;)
てんとう虫は紹介されていないッ!
初代Nもッ!
キャロルもッ!レックスもッ!
ミニカだって…
ライフや初代R2が出てこないのは仕方ないとしても…
デザイン