懐かしすぎる! 昭和の遺産「オート三輪」 再注目される現代では購入可能?

かつて映画やドラマに登場したオート三輪、街中を走っている時代を知っている人からすると懐かしい乗り物です。しかし、最近ではそのデザイン性の高さから再び注目を集めているといいます。オート三輪とは、どのような乗り物なのでしょうか。

いまや幻のオート三輪ってどんな乗り物?

 かつて1930年代から1950年代には、「オート三輪」と呼ばれる乗り物が街中を走っていました。いまでは、昭和をテーマした映画やアニメなどで見かけることのある、3つのタイヤが付いた愛嬌のある乗り物です。

 最近ではほとんど見かけませんが、その独特なフォルムはデザイン性が高いとして、いまでも一部のユーザーから注目を集めています。オート三輪とは、どのような乗り物なのでしょうか。

かつては街中を走り回っていた「オート三輪」(ダイハツ・ミゼット)
かつては街中を走り回っていた「オート三輪」(ダイハツ・ミゼット)

 オート三輪とは、三輪タイプのバイクといわれるに3つのタイヤが付いたトライクとは異なり、貨物自動車の部類に分けられます。

 国内では戦前の1917年頃に登場、実用性の高さから中小事業者の間などで需要が高まりました。戦時中は軍用車両としても使われ、戦後も利便性の高い輸送手段として多くの業種で利用されます。

 しかし、転倒事故の多発、四輪車の普及などにより、1974年に東洋工業(現マツダ)がオート三輪から撤退したことで、国産三輪メーカーは無くなりました。

 しかし、いまオート三輪はオシャレな乗り物として注目を集めています。東京都内の古着屋スタッフは以下のように話します。

「いま、50年ほど前のダイハツ『ミゼット』の購入を検討しています。ヴィンテージ感の高いフォルムはインテリアとして抜群の存在感を醸し出すため、走行は不可能でも置物として欲しいです」

 とくにファッション業界では、昔の流行が現代で復活する「リバイバル」という現象が頻繁に起きています。オート三輪を知らない世代であれば、見たこともないオシャレな乗り物、という捉え方もできるでしょう。

 では、オート三輪は現在でも購入可能なのでしょうか。

 まず、国内で新車購入が可能なのは、2015年に新規参入したばかりの株式会社日本エレクトライクが製造する電動自動車「エレクトライク」のみです。

 インドの大手バイクメーカーであるバジャージ社から車体が供給されており、価格は国からの補助金を利用すれば100万円程度で購入可能です。

 しかし、かつてのオート三輪はミゼットのようなガソリン車が一般的でした。ガソリン車のオート三輪は、中古であればオークションや中古車販売サイトで購入できます。

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