新型肺炎の感染拡大が日本に打撃!? 国産自動車メーカーに及ぼす深刻な影響とは

中国を中心とし、世界各国に感染が広がっている新型コロナウイルスが、日本の自動車メーカーに大きな打撃を与える可能性ががるといいます。それはいったいどういうことなのでしょうか。

中国製の部品を使う日本車は意外に多い!?

 新型コロナウイルスの影響が、自動車業界にも出始めています。

 中国は「世界の工場」といわれており、さまざまな部品や製品を作っています。中国で作られる自動車部品や製品は、中国内の自動車工場だけでなく輸出もされているのです。

中国湖北省武漢市にある東風ホンダ第二工場の組み立てライン
中国湖北省武漢市にある東風ホンダ第二工場の組み立てライン

 真っ先に白旗を掲げ、生産ラインを止めることになったのが、韓国の現代自動車や双竜自動車でした。

 中国からワイヤーハーネスを輸入しているのですが、中国の工場が停止し、生産出来なくなっています。

 物流も完全にマヒしており、調達出来ない状況になってしまいました。本来なら中国の正月休みにあたる春節明けから稼働し、韓国に入ってくる予定だったものの、未入荷。現時点で工場の稼働や運送のメドを立てられない状況だといいます。

 ワイヤーハーネスは、非常に複雑で手間の掛かる部品ということもあり(クルマの開発ではかなり初期の段階で決定される)、簡単に「ほかの工場で生産」というワケにはいかないのです。

 春節休みが2020年2月9日まで延長されたため、現代自動車だけでなく、ルノーサムソンもワイヤーハーネスのほか、10種類くらいの部品が調達出来なくなったようです。

 日本に及ぼす影響はどうでしょうか。たとえば、電動パーキングに不具合が出て長い間生産休止になっていたホンダ「N-WGN」の場合、使われていた主要部品は中国製でした。

 改良された電動パーキングに使われている部品の調達元をホンダに聞くと、「中国製かどうか調査中です。2月一杯くらいの部品をストックしてありますので当面影響ありません」とのことでした。

 ホンダに限らず中国製の部品は案外多いと思われますが、各社、東日本大地震とタイの洪水でパーツ不足になり、クルマの生産が止まった経験があります。

 その際、複数の調達先を設定するようになったため大きな問題ないと考えられているものの、中国の工場休止が長期化すると影響が出てくるかもしれません。いくつかのメーカーに聞いてみましたが、「影響を調査中です」という回答でした。

 春節休みは2月9日までといわれています。すぐ工場を稼働させて流通も始まるのかどうか、中国に駐在している自動車メーカーの日本人に話を聞きました。

「いつから仕事が始められるのかわかりません。自宅待機中なので、在宅で可能な事務はできますが、工場などは通勤できるようにならないと動かせません。少なくとも公共の交通機関が動くまでは難しいです」

 今回の件で、日本の自動車産業は無傷では済まないかもしれません。自動車メーカーが日本の企業から調達している部品であっても、中国製の部品を使っていたら生産できなくなってしまいます。

※ ※ ※

 前述の韓国も、日本の「デンソー」に相当する「現代モービス」で中国製部品を使っており、稼働休止に追い込まれて遠からず生産を休止する可能性出てきました。

 2月一杯、中国がいまのような状況だと、自動車産業だけでなく少なからぬ不具合出てくると思います。

 身の回りの製品を見るとメイドインチャイナが多いです。入手難になっているマスクですら、多くが中国製。食材なども冷凍食品を中心に中国産は多いです。

 常に最新の情報を入手し、不足傾向になりそうな品目なら1か月分くらいの備蓄をすすめておきます。

【画像】中国・武漢市にあるホンダの工場などをチェック

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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コメント

1件のコメント

  1. 早くとも湿度気温の上がる6月までは無理、と考えるのが常識。四半期毎の決算じゃ悲惨な事だろう。どう見てもペェさんの失策であり国賓どころか体制さえひっくり返る可能性がある。チベットウイグルや満州+北朝鮮だって機会を狙っている。何年も混乱が続く可能性がある。