日本でも人気上昇中! いま話題の最新「バンコン」「キャブコン」とは?
キャンピングカーショー2020で注目だった3台
先日開催された「ジャパンキャンピングカーショー2020」で、注目を集めていたモデルを紹介します。
売れ筋「バンコン」3兄弟は地元・岐阜産素材をふんだんに使用
岐阜県可児市に本社を構えるトイファクトリーでは「GT」、「BADEN」、「ランドティピー」という売れ筋のバンコン3車種の最新モデルをラインアップ。
特別仕様となる「CASA HOME STYLE EDITION」は、車内のフロアに同社の地元・岐阜県の東濃ヒノキをふんだんに使い、キッチンにはこれも地元産の美濃焼きタイルを使用しています。
「車内のインテリアは北欧の家具をイメージしています。シートには国産の尾州織物を使った生地を採用し、柔らくて暖かみのある空間を演出しています」(同社・販売担当)
頑張れば手が届くかも!? 人気『キャブコン』のキャンピングカー
福岡県北九州市に本社があるナッツRVは、日本最大級のビルダー(ベース車両を元にキャンピングカーに必要な架装を施すメーカー)と謳うだけあり、キャブコンのほかバンコンモデルや軽キャンパーまで数多くのモデルをラインアップしています。
写真はキャブコン「クレソン ジャーニー エボライト タイプW」。車両価格は、「人気の高いアウディのSUV『Q5』と同じくらいの価格です。
Q5は定員乗車5名ですが、こちらは定員乗車7人で、キッチンや寛げるリビングスペースもあり、なおかつ全員の就寝スペースが確保されています」と、ナッツRVの販売担当は説明します。
「今回は居住スペースをFRPの一体成形からパネル構造に変えたことで、以前と比べて100kgも軽くなりました。また、作業工程も早くなったことで、お客さまをお待たせする期間も短くなりました」とコメントしています。
業界初のアプリを搭載! 輸入車ベースからの製作も業界初という初物づくしのキャンピングカー
埼玉県所沢市に本社を置くバンテックが、今回のイベントで初お披露目したモデルで、輸入車をベースに製作した業界で初のキャンピングカーです。
欧州自動車メーカーFIAT社の「デュカト」をベースに、フレームはバンテック専用に設計されたシャシを採用しています。
同社広報の露木氏は「首都高でも高級乗用車と同じレベルで走行が可能です。そのくらいポテンシャルが高いです」とコメントしています。
インテリアは日本製らしいおもてなしに長けた仕様となっており、高級感漂う車内には、野菜室まで設けた冷蔵庫まで装備。また、タブレットにアプリをインストールすることで車内照明のコントロールまで可能。ちなみにこのアプリに関しても「業界初です」(露木氏)とのことです。
じつはエクステリアも一見フラットなパネルに見えますが、微妙に曲線を描いており、そうすることでボディの立体感が生まれるそうです。よく見るとフェンダーのラインなども陰影が付いており、デザインの大きなアクセントとなっています。
こんな車は車検場で安定傾斜角度の実測したら大半不合格だろな。