日本でも人気上昇中! いま話題の最新「バンコン」「キャブコン」とは?

2020年1月31日から2月2日の3日間、幕張メッセで開催された国内最大のキャンピングカーイベント「ジャパンキャンピングカーショー2020」では、過去最大の300台以上もの車両が展示されました。

一言でキャンピングカーといってもいろいろなタイプがある

 国内最大のキャンピングカーイベント、「ジャパンキャンピングカーショー2020」が、2020年1月31日から2月2日の3日間、千葉・幕張メッセで開催されました。

 このイベントでは過去最大となる300台以上もの国内外のキャンピングカーが出展されました。また入場者も3日間で6万6000人を集め、盛況のうちに幕を閉じました。

FIAT「デュカト」をベースにしたバンテックのキャンピングカー「V670」
FIAT「デュカト」をベースにしたバンテックのキャンピングカー「V670」

 キャンピングカーは、いま日本でブームになっています。

 日本RV協会が発表した資料を見ると、国内のキャンピングカーの総保有台数は、2005年には約5万台だったのに対し、2018年では約11万2500台と、2倍以上を記録しています。

 また、国産キャンピングカーの生産台数も年々増加、2018年では5637台と過去最大となっています。このように、日本の景気が上昇するにともない、キャンピングカー人気も年々高まっていることがわかります。

 一言でキャンピングカーといっても、いくつかの種類があります。

 まずは、「キャンピングトレーラー」。これはその名のとおり、エンジンを持たずにクルマでけん引するタイプのキャンピングカーです。重量が750kg以下ならば、けん引免許はいらず普通免許で運転が可能です。ただし、ヘッド車(けん引するクルマ)には連結装置が必要になります。

「バンコン」というタイプは、日本においてはいちばん人気のキャンピングカーになります。これはトヨタ「ハイエース」や日産「NV350キャラバン」などのバンをベースに架装(コンバージョン)を施したタイプで、バンコンと略されます。

 バンコンは、一見するとキャンピングカーとはわからない見た目になりますが、車内にはキッチンや本格的なベッドルームを備えているモデルも多いのが特徴です。走行性能も、ふつうのハイエースやキャラ版と変わらず、運転しやすいのも人気の理由に挙げられます。

「キャブコン」もキャンピングカーの種類のひとつです。これはキャブオーバー(運転席がエンジンの真上にある)のトラックをベースにして架装されたモデルになります。

 キャブコンの特徴は、なんといっても居住空間の広さ。本格的なキッチンやベッドはもちろん、トイレやシャワールームまで装備したモデルも数多くあり、多くのキャンパーを魅了しています。

 そのほかにもマイクロバスを架装した「バスコン」もあります。また最近増えてきたのは、軽自動車をベースにした「軽キャンパー」です。広さ的にはミニマムですが、維持費の安さや運転のしやすさ、燃費の良さとメリットも多く、年々人気が高まっているジャンルです。

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