憧れの名車は今いくら? 80-90年代に登場した国産スポーツカー5選
第2世代GT-Rはどれも高額な値が付いている!?
●日産「スカイラインGT-R(R32型)」
スカイラインGT-Rは、スカイラインをベースに開発された高性能スポーツカーです。そのなかでも1989年8月に登場した、「第2世代GT-R」と呼ばれるモデルはとくに高い人気を誇っています。
その第2世代GT-Rの最初に登場したのは、スカイラインGT-R(R32型)です。
当時の新車価格は約430万円から約529万円で、同時期における高級車の代表例としてトヨタ「クラウン」の新車価格は約275万円から約453万円だったことから、R32型は高額なクルマであったことがうかがえます。
2020年2月現在におけるR32型の中古車価格は、約250万円から約1700万円となっています。
最高価格を付けている個体は、チューニングショップによって改造されたデモカーです。その次に高額なのは、無改造・走行距離1万キロで999万円となっており、車両状態によっては新車価格の倍の値段がつくこともあるようです。
●日産「スカイラインGT-R(R33型)」
R32型に続いて1995年1月にスカイラインGT-R(R33型)が登場しました。第2世代GT-Rのなかでは比較的人気のない車種といわれることもありますが、性能面ではR32型を上回り、ドイツのサーキットであるニュルブルクリンクでは、R32から20秒近くタイムを短縮しました。
当時の新車価格は約478万円から約550万円でしたが、1200万円の「2.8ニスモ400R」というコンプリートカーもラインナップされていました。
現在のR33型の中古車価格は、大手中古車Webサイトによると約330万円から約1500万円となっています。
中古車価格でもっとも高値を付けている個体は、R32型と同様に、チューニングショップでリフレッシュされたものとされています。
その次に高額なのは、走行距離2.8万kmで880万円となっており、R32型と同様に高額で取引されています。
●日産「スカイラインGT-R(R34型)」
スカイラインGT-R(R34型)は、第2世代最後のモデルとして、1999年1月に発売されました。第2世代GT-Rの完成形と呼ばれ、当時の新車価格は約499万円から約630万円と、第2世代でもっとも高い価格帯となっています。
現在、R34型の中古車価格は約610万円から約2700万円となっており、最低価格でさえ当時を上回っている人気ぶりです。
その理由は、第2世代GT-Rで最後のモデルであることや、魅力的なスタイリング、そしてR32型やR33型よりも販売台数が少なかったことなどが挙げられています。
第2世代GT-Rは日本専売モデルとして発売されましたが、ゲームや映画、インターネットによって、海外でも認知度が上がりました。
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かつて人気を集めた国産スポーツカーは、映画やSNS、アニメ、ゲームなどによって世界的に知られるようになり、海外での人気も高まっています。
さらに近年では、米国の「25年ルール」に代表される輸入規制の緩和などによって、第2世代GT-Rをはじめとした国産スポーツカーの中古車が、次々と海外へ輸出され高額で取引されているようです。
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