賢い自動車保険の選び方とは!? ネット・店舗でどんな違いがある?
自動車保険を安くするにはどうする?
自動車保険を選ぶ際に、ひとつ注意したいのが「年齢制限」です。なかでも、20代は交通事故を起こすリスクが高いとされることがあり、保険料を抑えたプランの加入が難しくなります。とくに、コスト重視のダイレクト型は年齢にシビアです。
たとえば、免許を取得したばかりの20歳男性が、ダイレクト型・代理店型で見積もりを出すと、「ダイレクト型40万円」「代理店型15万円」といった結果が出ることもあります。
そもそも、ダイレクト型は、30代から50代をターゲットにした保険で、事故を起こすリスクの少ない世代に推奨されています。若い人が自動車保険を選ぶ場合は、代理店型の保険が適しているようです。
このように、自動車保険は年齢を制限することで、保険料を安くできる仕組みがあります。一般的に、年齢条件を設けない「条件なし」や、21歳、26歳、30歳で、区切られることが多く、「条件なし」は一番保険料が高くなり、条件年齢が上がるにつれて安くなります。
そのため、自分の年齢が上がったタイミングで、すぐに年齢条件を見直すせば、保険料を少しでも抑えることができます。
若い世代の自動車保険料が高くなってしまう実態について、大手自動車保険会社スタッフは以下のように話します。
「20代は、統計的に交通事故のリスクが高いというデータがあり、その分補償金額も圧倒的に多いため、保険料を上げざるをえません。
しかし、加入条件によっては安くなる可能性もあるので、まずはクルマの用途や状況をお伺いして、相談していきます。
たとえば、家族と一緒にクルマを使っている場合、親御さんの契約にお子さまを結びつけることで、多少コストを抑えられます。これは、別居していても同じです。ただ、自分名義でクルマを購入して本人しか乗らないとなると、金額を抑えるのは難しいです。
基本的に、未成年から20歳までの人は、保険料が高くなります。ただ、誕生日に合わせて年齢条件を変更できるため、その都度手続きをすればコストカットは可能です。さかのぼって適用できないので、誕生日前に申告手続きをするのがおすすめです」
また、前述とは別の保険会社スタッフは以下のように話します。
「補償内容を変更することで、安くすることも可能です。なかでも、とくに高いのが車両保険なので、こちらを外せば大幅に値段が変わります。
しかし、クルマが衝突して故障しても、保険による修理費の負担ができません。また、誰かと事故を起こした際、発生する過失の損害賠償金は、車両保険から負担するため、外してしまえば自己負担になります。そのため、よく考えてから外したほうがいいでしょう。
家族に11等級以上の人がいれば、2代目のクルマとして7等級からはじめられ、他社の自動車保険でも適用可能です。なお、これは一緒に住んでいることが条件なので、一人暮らしの方には適用できません。また、クルマを未購入であれば、車種の選別も大切です。軽自動車は比較的安く、外車になると高くなります」
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家族との兼ね合い、更新時期、車種の選別などが重要となるようですが、どの自動車保険会社も、まずはクルマに乗る人の状況を把握しないことには、高くなる・安くなるといった判断は難しいようです。
しかし、広告代理店型の窓口やディーラー保険では、見積もりやプラン決定など、柔軟に対応してくれるようです。
若い世代をはじめ自動車保険選びに不安がある場合は、まずは近くの保険会社か販売ディーラーで相談することをオススメします。
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