「ピカッ!」と光ったらもう遅い!? オービスのフラッシュが赤い理由とは

最近のオービスには白く光るタイプもある

 2016年4月から稼働を始めた可搬式のオービスについては、白色の光が投射されるタイプがあります。現在確認されている可搬式のオービスは、東京航空計器製と、センシス・ガッツォグループ製です。

 このうち、センシス・ガッツォグループ製の機種については、白いフラッシュが投射されるようで、動画サイトにはその瞬間を確認できる映像もアップロードされています。

 なぜ、センシス・ガッツォグループ製の機種は白い光を投射するのでしょうか。

 これについては、センシス・ガッツォグループ製の機種が、違反車両をカラーで撮影しているためと考えられます。

 暗所を走るクルマを適切なカラーで撮影するためには、撮影するカメラのホワイトバランスに合わせた白いストロボを投射する必要があります。

 そのため、センシス・ガッツォグループ製のオービスでは、おもに撮影用として白い光が投射されるのではないでしょうか。

愛知県警の移動式オービス設置概要
愛知県警の移動式オービス設置概要

 一方、これまでボーイング社のオービスをライセンス生産してきた東京航空計器製の可搬式オービスについては、福岡県警がSNSで動画を公開しており、日中の映像ながら赤い光が投射されていることを確認できます。

 赤い光が投射された被写体をカラーで撮影すると、当然赤く撮影されてしまいます。

 そのため、東京航空計器製の可搬式オービスは赤外線撮影をおこなっており、撮影された場合、証拠となる写真は赤外線で撮影された白黒写真であると予想されます。

※ ※ ※

 従来、オービスは速度違反が顕著で危険性の高い場所に設置され、一般道路では30km/h以上、高速道路では40km/h以上の速度超過1回で免停となる赤切符の違反のみを取り締まり対象として動作するといわれていました。

 しかし、可搬式のオービスについては、これまで取り締まりが困難であった狭い生活道路などにも設置することが可能になり、青切符となる15km/h以上の速度超過でも動作するという情報もあります。

 また、可搬式オービスの運用については、各警察署のホームページなどで告知されているとして、予告看板が設置されないこともあるようです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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