街中を戦車が走る!? 北海道に存在する「戦車道路」の正体とは
アスファルト道路とコンクリート道路は、材料や種類にも違いがあります。
アスファルト道路は、いくつもの層によって作られています。一番下に路床、その上に路盤、基層と続き、表層という普段目にする黒い道路が一番上になります。
材料は、砂利のように砕かれた「石」、それよりもさらに細かい「砂」、それらを固める接着剤である「アスファルト」で構成されています。つまり、アスファルトとは、石や砂を固める接着剤の名前なのです。
また、北海道から沖縄まで、地域ごとに気温や天候の違いがある日本で使われているため、さまざまな種類があります。
おもに、一般的な地域用、寒冷地用、豪雪地帯用、さらに寒い厳寒地用があるとされ、地域や気候によって使い分ける柔軟性も持ち合わせています。
コンクリート道路は、アスファルト道路のようにいくつかの層によって構成されるものの、「鉄筋を入れる」という点が大きく異なります。完成するまでに時間がかかりますが、コンクリートにも用途に応じていくつもの種類があり、例えば打設後1日で交通開放できる、早期開放型のコンクリート道路も存在します。
また、日本の道路のなかにはアスファルトとコンクリートの長所を合体した道路もあります。
2012年に開通した新東名高速道路では、途中までアスファルト道路と同じ作り方をして、最後にコンクリートを使うというハイブリッドな道路になっています。アスファルトの手軽さとコンクリートの頑丈さをかけ合わせた方式で、小型・大型問わずクルマの交通量が多い新東名高速道路に最適な路面です。
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「道路は頑丈なもの」という印象がありますが、種類によっては柔らかく、壊れやすかったり、頑丈だけど時間がかかるなど、それぞれの特徴があるようです。
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