じゃじゃ馬でも運転が楽しい!? 高性能コンパクトカー3選

大排気量の自然吸気エンジンを搭載したFF車とは!?

●トヨタ「ブレイドマスター」

まさに「羊の皮を被った狼」という存在の「ブレイドマスター」(画像はブレイド)
まさに「羊の皮を被った狼」という存在の「ブレイドマスター」(画像はブレイド)

 2018年に新型車として発売されたトヨタ「カローラスポーツ」には、前身にあたるコンパクトカー「オーリス」がありました。

 初代オーリスは2006年に世界戦略車として発売。この初代オーリスの兄弟車が、同じく2006年に発売された「ブレイド」で、オーリスより1クラス上のプレミアムコンパクトというポジションでした。

 オーリスとの大きな違いは外観のデザインと、エンジン、サスペンションにあり、なかでもリアサスペンションがオーリスのトーションビーム式からダブルウィッシュボーン式にグレードアップされ、コーナリング性能が高められます。

 そして、2007年には280馬力を誇る3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載した「ブレイドマスター」が追加されました。

 外観は2.4リッターエンジンのスタンダードモデルと大きく変わらず、違いはフロントグリルの意匠程度で、エンブレムを見ないと判別が難しいほどです。

 280馬力というパワーを前輪のみで路面に伝えるために、専用にチューニングされたサスペンションの採用や、フロントの重量増に対応してブレーキも強化。

 ダウンサイジングターボが珍しくない現代で、ブレイドマスターのようなモデルは、もう二度と出てこないでしょう。

※ ※ ※

 ハイパワーなコンパクトカーの歴史は古く、欧州では1960年代にBMC「ミニクーパーS」やアバルトのモデルが登場し、日本ではマーチスーパーターボと同時期の1980年代にホンダ「シティターボ」、ダイハツ「シャレード デ・トマソターボ」、トヨタ「スターレットターボ」が発売されました。

 どのモデルもシャシ性能を上まわるエンジン性能となっており、ある意味危険なクルマなのですが、それをドライバーの腕でカバーするという魅力もありました。

 現在はハイパワーなモデルでもクルマ側から介入する制御によって、凄まじい速さでもマイルドな特性になったと感じますが、それが正しい進化なのかもしれません。

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