CMで見るけど実態は? 洗車にも使える高圧洗浄機のメリット・デメリットとは
高圧洗浄機を使った洗車での注意点とは?
実際に高圧洗浄機を使って洗車をする際には、通常の洗車とは若干手順が異なる場合があるといいます。また、注意点も存在するということなので、洗車専門店のスタッフに高圧洗浄機での洗車のポイントを聞いたところ、次のように話しました。
●高圧洗浄機での洗車は、ホイール・タイヤからおこなう
「洗車をする際、『上から下へ』という流れでおこなうと思いますが、高圧洗浄機を使用する場合は、まずはホイール&タイヤから洗浄していただきたいです。ここで、どれくらいの水圧でどれくらいの汚れが落ちるのかを見極める目的もあります。
また、タイヤハウス内も普段の水圧では落ち切れない汚れが取れますので、忘れずに洗浄してほしいポイントです。ここがきれいになっていると仕上がりが違ってきますよ」
●普段のホースの水圧では届きにくい下回りも洗浄する
「次に、普段の洗車ではなかなか洗いきれない下回りも、高圧洗浄機の利点を活かして洗浄してください。
冬になると雪の降る地域では『融雪剤』などが使用されることもありますが、多くの融雪剤は塩化ナトリウムが主成分なのでサビの原因にもなります。雪道を走ったあとは、とくに念入りに下回りを洗ってください」
●通常通りボディ上部から洗浄
「タイヤや下回りなどの汚れを強力な水圧で落とせたら、次はボディです。ここからは通常の洗車と同じ要領で、ルーフ、サイド、ボンネットといった具合に洗浄していきます。
まずは水だけで洗浄し、アタッチメントを交換して洗剤を噴出してクルマ全体を洗うわけですが、使用するのは安い中性洗剤で十分です。反対に『水アカ取りシャンプー』などは研磨剤が含まれているものもあり、ボディを痛めやすいため使わない方が安全です。
ボディ全体に洗剤の泡がいき渡ったら、柔らかい布などで軽く手洗いしてあげてください。最初の水洗いで大きな汚れは取れていると思いますので、優しく洗うだけで十分です。その際に、ボディに知らない傷がないかなども確認できます」
●すすぎ(洗剤の泡落とし)&優しい水流でもう一度水洗い
「最後に、水でもう一度全体をよく洗い流してあげてください。洗剤が残っているとシミになってしまうので、丁寧に洗い流すことが大切です。
その際、我々は『水リンス』と呼んでますが、水圧を下げてさらにもう一度水で丸洗いすると、拭き上げなどの手間も楽になります」
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高圧洗浄機ならではの注意点として、(古いクルマなどの場合はとくに)モールやゴム製パーツや樹脂類などに、高圧の水流を長時間当て続けるのは避けて欲しいといいます。
表面のコーティングが剥げていたり、ヒビが入っていた場合は、強力な水圧でより痛めてしまう可能性もあるそうです。
高圧洗浄機の費用対効果は、人それぞれですが、「数年使える」という点や「洗車以外にも使える」という点で、メリットを感じる人も多いようでした。
雪国に住んでますから、高圧洗浄機は欠かせませんね。
自分のはケルヒャーのK2ですが、融雪剤を落とすのには十分な水圧だと思います。
記事にもありましたが、家の窓や網戸、外壁や玄関ポーチのタイルなどの掃除に使えるのも良いですね。
あと、音がするのは仕方ないですが、日中であれば住宅街でも気にならない音量です。