日産「セレナ」車中泊モデルが登場! 贅沢な4人乗り仕様で今春に発売へ
日産車のカスタムカーを担当するオーテックジャパンは、「セレナ e-POWER AUTECH マルチベッド コンセプト」を東京オートサロン2020で初公開しました。セレナ e-POWER AUTECH マルチベッド コンセプトは車中泊ができる車両だといいますが、どのようなモデルなのでしょうか。
流行りの車中泊ニーズに応える「セレナ」が登場
日産車のカスタムカーを手掛けるオーテックジャパンは、「セレナ e-POWER AUTECH マルチベッド コンセプト」を2020年1月10日から開催された東京オートサロン2020で展示しました。
「AUTECH」とは、オーテックジャパンが展開するプレミアムかつスポーティなブランドで、これまでのカスタムカーづくりで培ってきたクラフトマンシップが注ぎ込まれています。
同社の創業の地である湘南・茅ケ崎の海と空をイメージしたブルーを内外装に取り入れた上質感のあるスタイリングが特徴で、これまでに「セレナ」「ノート」「エクストレイル」「リーフ」のAUTECHモデルがリリースされました。
今回は、「セレナAUTECH」の新提案として、休憩や車中泊ができるベッドシステムを搭載したコンセプトカー「セレナ e-POWER AUTECH マルチベッド コンセプト」が展示されました。
セレナ e-POWER AUTECH マルチベッド コンセプトは、セレナAUTECHのプレミアム感と車中泊可能な利便性を融合させています。
通常のセレナに搭載されている3列目シートを取り払い、ベッドボードを搭載。ベースとなるセレナe-POWERの2列目シートはもともと2人乗りなので、運転席、助手席と合わせて4名乗りの贅沢な仕様です。
2列目をフルリクライニングしてベッドキットを敷くと、ほど良いクッション性があるフラットなくつろぎ空間が広がります。また、ベッドキットの生地は防水性のある合皮なので、水濡れや汚れもさっとふき取ることが可能です。
ベッドボードを乗せるために補強バーが数か所に渡り設置されているため、150kgほどの荷重に耐えられる造りになっています。また、ベッドボードは4分割でき、前の2枚を格納すれば2列目シートに乗車することができます。なお、ベッドボードの下に、荷物を収納することもできます。
セレナ e-POWER AUTECH マルチベッド コンセプトについて、オーテックジャパンは次のように説明します。
「プレミアムスポーティなクルマに車中泊仕様を設定する理由として、このクルマを選ぶ人は物選びにこだわり、自分のライフスタイルをより充実させたいと望む人が多いと考えるためです。
昨今の車中泊は、キャンプだけでなく、マリンスポーツやウィンタースポーツ、温泉巡り、グルメ旅行など、いろいろな趣味で幅広く活用されています。
自分の都合に合わせて旅をするときに車中泊する人が増えている現状と、災害時の一時避難場所としても活用される背景もあり、増加する車中泊ニーズに応えるため、セレナAUTECHの新たな提案として開発しました」
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特装車を得意とするオーテックジャパンは、過去に「フィールドベース」と呼ばれるキャンピングカーを手掛けた実績があります。
今回登場したセレナ e-POWER AUTECH マルチベッド コンセプトは、カスタムカーの開発部隊と機能性を担当する開発部隊の知見が融合して誕生したといいます。
なお、セレナ e-POWER AUTECH マルチベッド コンセプトは、2019年度内に発売される予定です。
日産ディーラーでカタログモデルとして購入でき、アフターフォローも受けられるのも、日産の関連会社であるオーテックジャパンが作ったクルマだからこその安心感といえるでしょう。
デザインも悪くはない。流れから言ってこのタイプの車が発売されることは嬉しいですね。見た目は、大人4人が寝られるスペースとしては少々窮屈なようだ。我が家では、マツダAFTが愛車となっており、愛犬を連れて出かけることが多い。勿論、宿泊は「道の駅」。ただ、マナーの欠落した人が増えたのも事実であり、迷惑である。※AFTタイプが発売されるといいですね。マーケット次第ですが・・・。