軽バンタイプの「ジムニー」!? フェイスチェンジで「ジムリィ」爆誕
東京オートサロン2020では、スズキ「ジムニー」のカスタムカーが数多く出展されましたが、なかでも注目なのは、S2racing(エスツーレーシング)が展示した「ジムリィ」です。ジムニー顔の「エブリイ」ということですが、どのようなカスタムが施されているのでしょうか。
乗降性が良くて荷室が広い「ジムニー」って何?
2020年1月10日から幕張メッセで開催されている東京オートサロン2020では、多くのカスタムカーが登場しました。
とくに、2018年7月に20年ぶりにフルモデルチェンジしたスズキ「ジムニー」をベースにしたカスタムカーが人気で、たくさんのカスタムジムニーが展示されています。
そのなかでも異色だったのは、「Jimry(ジムリィ)」というカスタムカーです。顔面はジムニーなのに、スライドドアを備えたバンタイプのジムリィとは、いったい何者なのでしょうか。
ジムリィは、スズキの軽バン「エブリイ(DA17V)」に、現行ジムニーの顔を移植したものです。
フロントグリルやヘッドライト、ウインカーなどはジムニーの純正パーツを用いて、フロントフェンダーやフロントバンパー、ボンネット、コアサポートを含む「ジムリィフェイスキット」、アフターパーツとしてネオチューンショック、アップサスペンション、H4ヘッドランプユニットを装着した新車コンプリートカーです。
ジムニーに比べると、エブリイは走破性では敵わないものの、スライドドアによる乗降性の良さや荷室の積載性など、クルマの機能としては優位性があります。
とくにジムニーは、2ドアのため、後席への乗り降りがしづらかったり、荷室が狭いというデメリットがあり、ジムニーのデザインは好みだけど機能性も重視したいという人には、ジムリィという選択肢もアリなのではないでしょうか。
ジムリィを開発販売するS2racing(エスツーレーシング)の担当者は、次のように話します。
「もともとは、軽トラの『キャリイ』や『スーパーキャリイ』をジムニー顔にしようと試行錯誤したのですが、軽トラはボンネットがないので実現しませんでした。そのため、狭いながらもボンネットがあるエブリイをベースに、ジムニー顔を実現することにしました。
内装をデニム生地にしたり、ルーフにテントを載せたり、リフトアップなど、さまざまなカスタムを施すことも可能です」
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カスタムカーというと派手なエアロパーツを装着したクルマをイメージしがちですが、ジムリィのような遊び心のあるカスタムも楽しめます。
ジムリィは、コンプリートカーとしても、車両を持ち込んでパーツ単体でも購入可能です。価格(消費税抜)は、車両本体込で120万円から、ジムリィフェイスキット単体では24万8000円となります(ジムニー純正パーツは含まれていません)。
また、乗用のエブリイワゴンもジムニー顔にフェイスチェンジすることが可能で、内装の質感を重視する人にはこちらがオススメとのことです。
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