「道を譲ってください!」交差点で連呼する救急車 なぜ協力しない歩行者多い?
「左に寄って譲る」が対処方法を困惑させている?
この状況、どうしたらいいものか? 一つは教習所&免許更新時に緊急車両への正しい対応方法を教えること。「左に寄って譲る」でなく「どんな方法でも良いから緊急車両の通行を最優先させる」でいいです。もう一つは小中学校で緊急車両に遭遇した時の対応を教えること。少し時間は掛かるでしょうが、確実に効果が出てくると考えます。

それまでの間、救急救命の搬送など1秒を争う状況なら、白バイなどへの緊急通報システムを作り、先導させることを考えたらいかがだろうか。消防署の車両だと緊急車両であっても、道を譲ってもらうときの言葉遣いが悪ければ消防署にクレームが入ることもあるといいます。白バイなら怒鳴られても皆さんガマンするでしょう。
緊急車両が来ているのに横断歩道を渡ろうとしている人など、白バイ警官がマイクのボリュームを上げ思い切り叱ってもいいでしょう。こうした地道なことを何年かやっていれば、緊急車両に道を譲るというマナーが日本でも定着するはずです。
いまのままでは大変困ることになります。それは緊急搬送されることになるかもしれない皆さん自身のためでもあります。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
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