「バックフォグ」乱用 装着車増も使用場面知らず? なぜマナー違反車が多いのか

装着ライトはすべて点けた方が安全?

 最近では国産車までバックフォグが普及し始めました。いうまでもなく、輸入車ディーラーより一段とクルマを知らない営業担当が多い。クルマに乗る人も知識が乏しいため、夜になったらすべてのライトを付ければ安全だと思うのでしょう。

 なかにはフロントのフォグランプがまぶしいということすら知らず、常時点灯している人まで増えてきました。これには困ったものです。

豪雨や濃霧などの視界不良時に効果を発揮するバックフォグ(画像:Toyota Malaysia)
豪雨や濃霧などの視界不良時に効果を発揮するバックフォグ(画像:Toyota Malaysia)

 走行車に消灯を促すことは非常に困難です。対向車のハイビームならコチラもハイビームにしてまぶしさをアピールし、ロービームへの切り替えを促せますが、バックフォグの場合はどうしようもない(バックフォグが付いているクルマなら前に出て点灯するという方法もあるが推奨しない)。バックフォグの点灯車が前を走る場合、延々とガマンしなければなりません。

 ではどうしたらよいのでしょうか? やはり警察と国交省、経産省がしっかりしたキャンペーンを行うしか無いと思います。

 警察は免許取得時と更新時にバックフォグは原則的に使用禁止だと教えればよいのです。その上で国交省や経産省が販売ディーラーなどに対し、バックフォグの使い方をユーザーに認知させることを徹底させれば、2年も続ければマナーとして定着するはずです。

 もしこれが出来ない(面倒なのでやりたくない?)のなら、日本ではバックフォグの装着を禁止した“法”が良いと思います。

【画像】国産車も急増!装着位置どこ?バックフォグを画像でチェック

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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