「嫌がらせか!」なぜ評判悪い?「オートハイビーム」 装備車増加も利用者少ない理由

明るいLEDライト普及後、ハイビーム走行でのトラブル急増

 こういったトラブル、警察が刺激性の高いLEDライトが普及したことを深慮せず、50年以上前の暗いヘッドライト時代に作られた「夜間走行時、基本はハイビーム走行」を推奨するようになってから急に増加しています。

対向車とのすれ違い時はロービーム使用で迷惑の掛からない運転を(画像はイメージ)
対向車とのすれ違い時はロービーム使用で迷惑の掛からない運転を(画像はイメージ)

 インターネット検索エンジンで「ハイビーム トラブル」と入れると、多数ヒットします。オートハイビームを常用したら、トラブルを作りながら走るようなものです。

 オートハイビームを安心して使えるようにしようとすれば、さらなるセンサーの精度向上が必要。おそらく今後数年はかかると思います。

 そうなるまでは基本的にロービームを使い、対向車や歩行者の無い暗い道になったら手動でハイビーム。対向車が来たら直射する前にロービームというオーソドックスな使い方をするのがベストだと考えます。

 お正月早々にトラブルを起こさないよう、オートハイビームの使用は十分注意して頂きたいと思います。警察が推奨しても、安全性向上やトラブル解消の方向にならないことだって少なからずあるのです。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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