初代はジープタイプ?ハスラーのガチライバルで今年復活! ダイハツの新SUV「タフト」の歴史とは
2019年登場したコンパクトSUV「ロッキー」にもご先祖様がいた
日本では1990年に「ロッキー」という名前の別のクルマ(F300S型)が登場します。
ラダーフレームに排気量1.6リッターのガソリンエンジンを載せた、コンパクトサイズのクロスカントリー車で、ディーゼルエンジンは用意されませんでした。
駆動方式は、当初はトランスファーを用いたパートタイム4WDと、ロック機構付きセンターデフを持つフルタイム4WDがありましたが、1992年3月にフルタイム4WD車を廃止しています。
北米ではそのままロッキーの名称で販売されましたが、欧州ではラガーにその名前が使われていたため、「フェローザ」の名称で販売されました。
その後日本では1997年4月に「ラガー」と「ロッキー」の販売を終了し、「テリオス」を発売。その後継となる「ビーゴ」を2006年1月に発売しますが、2016年3月に販売を終了し、ダイハツの普通車登録のSUVはいったん消滅します。
そして2019年11月5日、新型車(A200S/210S型)として「ロッキー」の名前が復活します。
モノコックボディを採用して前輪駆動ベースとし、2WD車も用意される、いかにも現代らしいコンパクトクロスオーバーSUVです。
コンパクトカー用のプラットフォームである「DNGA-Aプラットフォーム」採用し、全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmとした5ナンバーサイズの小ぶりなボディは、最小回転半径が5メートルという取り回しの良さを実現しながら、カップルディスタンス900mmの室内空間と369リッターの荷室容量を確保しています。
また、2WD車の車重は1トン未満と、かなりの軽量化をはかって燃費や走行性能を向上させました。
搭載される3気筒1リッターターボエンジンは、最高出力98馬力/最大トルク140Nmを発揮し、トランスミッションにD-CVTを組み合わせることで、パワフルでスムーズな加速と、高速域での低燃費で静かな走りを実現したとしています。
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45年前に登場した初代タフトは、ダイハツコンパクトSUVの始祖ともいえる存在でした。
時代に合わせて進化し名前を変え、そして異なるコンセプトとデザイン、新たな技術を持って現代に復活する新型タフトは、新型ロッキーとともに、コンパクトSUVとして市場を席巻できるのでしょうか。
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