東京オートサロン直前! エアロパーツの歴史を振り返る

RE雨宮グレッディシリーズが一堂にあつまった光景は壮観
RE雨宮グレッディシリーズが一堂にあつまった光景は壮観

RE雨宮やヴェイルサイド、時代をつくったチューナーたち

 1995年の「自動車部品の規制緩和」も追い風となり、エアロキットは一時のブームから市民権を得るようになりました。
 
 毎年1月に開催される東京オートサロンでは、チューナーやエアロメーカーの新作やコンプリートカーが大いに注目を集めました。そのなかでも、一世を風靡したエアロキットを紹介します。

●伝説のマシン!:RE雨宮GReddy(グレッディ)シリーズ

 RX-7オーナーのみならず、チューニングフリークから注目され続けたのがRE雨宮グレッディシリーズです。
 
 RE雨宮のグレッディシリーズのすべてが「東京オートサロン」でデビューしています。時代を遡れば、晴海会場でおこなわれていた「エキサイテインクカーショー」時代から期待を裏切らないチューニングカーを発表していました。
 
 オリジナリティに溢れ、革新的なスタイルは、時代のトレンドリーダーとして常に注目を集めていました。

コンバットシリーズがもっともキマった1台、トヨタ「スープラ(80)」
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●過激なスタイリング!:ヴェイルサイド・コンバットシリーズ

 ゼロヨンでその名を高めたチューニングショップ「ヴェイルサイド」が作ったエアロボディキットは、コンプリートモデルと呼びたくなるくらいにクルマの印象を変える攻撃的かつ過激なデザインでした。
 
 そのなかでもさまざまなスポーツカーにエアロキットをラインナップしたコンバットシリーズが有名です。
 
 ヴェイルサイドといえば、コンプリートモデルが『ワイルド・スピード』のドミニクの愛車という設定で劇中車として起用されたことでも注目を集めました。

●一世風靡したエアロパーツメーカー:BOMEX(ボメックス)

 スポーツ系のエアロパーツメーカーとして数多くのファンを持ち、幅広い車種ラインナップを誇っていたのがボメックスです。
 
 シンプルなデザインから独創的で過激なスタイリングまで、同じ車種に3タイプ、4タイプもエアロキットをリリースするメーカーでした。
 
 また、エアロパーツ以外では金属製のターボエンブレムも大ヒットしました。モチーフになったのはポルシェのターボエンブレムで、ゴールドのターボエンブレムは当時の走り屋たちの定番アイテムでした。

※ ※ ※

 1990年代後半、数多くのエアロパーツのメーカーができました。そのなかには、自動車メーカー純正オプションのエアロパーツを開発するようになるエアロパーツメーカーも登場します。
 
 そもそも改造車の祭典であった東京オートサロンに、日本の自動車メーカーが出展するようになり、エアロパーツメーカーが開発したエアロパーツを纏った出展車両が、開発社の名前を伏せて自動車メーカーのブースに展示されるようになりました。
 
 このときが、エアロパーツが市民権を得た瞬間だともいえそうです。

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