トヨタ「アルファード」なぜ400万円の価格差がある? ベースと最上級で異なる仕様とは
アルファードの人気グレードやオプションは何?
トヨタが誇る高級ミニバンであるアルファードにおいて、人気のグレードやオプションはどうなっているのでしょうか。
現行アルファードの販売状況について、トヨタの販売店スタッフは以下のように話します。
――人気のグレードを教えて下さい。
高級志向であれば最上級の「EL」や「ELS」、それ以外であればベースモデルの「X」と、極端に分かれている印象があります。
アルファードは同乗者の快適性を追求しているため、VIPを乗せるという使い方であれば問答無用で最上級グレードが好まれ、家族連れの人や荷物を積む機会が多い人などはXという感じで選ばれています。
また、通常グレードと「Sグレードシリーズ」で、フロントマスクのデザインが異なっていますが、割合的には半分半分という印象です。
――人気のオプションを教えて下さい。
アルファードはエントリーモデルの「X」でも、基本的なオプションや安全装備は一通り標準装備されているため、追加する人は少ないです。
もし、それ以上オプションを増やしたいという方は、追加ではなく初めから最上級グレードを選ばれる人が多いです。
――そのほか、どのような傾向があるのでしょうか。
当店では、アジア圏から日本に来られた人の購入が多い印象です。たとえば、中国でアルファードを買おうとすると日本の倍近い値段になるようです。
そのため、日本で買った方が安いと、非常に好評頂いています。安いといっても購入されていくのは最上級グレードなのが驚きです。
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また、アルファードは中古車市場での人気も高く、走行距離は経過年数によっては下取り額は200万円を超えるケースも多いとのことです。
さらに、販売店のスタッフによれば「内外装ともに黒いカラーリングは、下取り・買取り価格は高くなる傾向があるため、新車販売時でも人気」とのことで、クルマを売る際の事情もグレード選びに影響があります。
クルマを誰に向けてどう使うか、さらに使用後はどうすれば高く売れるのかなど、400万円以上の価格差を設定しているアルファードのグレード展開には、さまざまな戦略が絡んでいるようです。
>グレードで大きく変わるのは高級感でしょう。たとえば、シートの材質において、ベースグレードでは布がメインのファブリック生地ですが、最上級グレードでは本革を使用しています。
……いや、本当の高級車の後席はウールかファブリックだってば。革張りは雨に濡れてもいい露天御者席だし、LCCが革張りシートを使うのは椅子の掃除が楽だからだし。出来の悪い革張りシートは滑ってシートポジションが一定しないので疲れる。
高級感ももちろん上がりますがアルファードのグレード間の価格差には、記事の内容以外にエグゼクティブラウンジ はフロントサイドガラスも2枚合わせガラスです、エジンルームと運転席間の防音材も違い防音性能も格段に上がっています。