規制は選手通過の瞬間だけ？　関係する区間のスケジュール把握を！

　年明け早々の大イベントといえば、毎年1月2日と3日におこなわれる箱根駅伝です。駅伝ファンはもちろん、お正月にコタツでのんびりお餅を頬張りながら観戦、という人も多いのではないでしょうか。

　しかし、帰省などで該当する区間周辺を通らなければならない人にとっては、箱根駅伝の混み具合は恐ろしいものです。今回は、事前に把握しておきたい、箱根駅伝における通行規制について紹介します。

　まず、規制中はすべての道が通れない、というわけではありません。スタート付近やフィニッシュ付近を除き、交通規制は選手が通過するまでの「一定の距離・一定の時間間隔」で実施されます。

　箱根駅伝に関する交通規制は、駅伝ルートが東京都と神奈川県にまたがっていることから警視庁と神奈川県警から発表されています。

　東京における交通規制について、1月2日の「東京　往路」では、国道1号や15号などが同日7時から9時頃まで交通規制を実施。

　東京大手町の読売新聞社前のスタート地点付近は、7時から9時頃まで、スタート後は国道1号の大手町から日比谷付近までが7時50分から8時5分頃までと、その先も「約1.5kmから3km間隔・5分から10分程度」で規制がおこなわれます。

　対して、1月3日の「東京　復路」では、同じく国道1号、15号などが同日12時から15時頃まで交通規制となります。

　その後は、往路と同じく1.5kmから3km間隔で規制されますが、復路の場合は規制時間が「40分から45分程度」となり、往路よりも長いので注意です。

　なお、フィニッシュ地点である読売新聞社前付近は12時から15時頃まで交通規制となります。

　また、いくつかの注意事項も発表されています。駅伝コース上は駐車禁止であるほか、規制や迂回については現場の警察官または大会係員の指示に従う、規制時間は競技の状況により延長または短縮することがある、といった内容です。

　次に、神奈川県警より発表された、神奈川県における交通規制についてです。神奈川県では、一般道だけでなく有料道路でも規制される区間があります。

　1月2日の「神奈川　往路」では、国道15号、国道1号、県道戸塚茅ヶ崎、国道134号、の下り方面などで8時50分から14時頃まで交通規制を実施。

　国道15号線の六郷橋付近が8時50分から9時頃まで、その後は「約3kmから7km間隔・40分から90分程度」で規制がおこなわれます。

　箱根周辺の早川口付近とフィニッシュ地点の芦ノ湖付近では90分と、長時間の規制がおこなれ、山崎IC付近からフィニッシュ地点は10時45分から13時頃まで、大型車などの車両交通規制があります。

　有料道路では、小田原厚木道路の箱根口インターが11時から12時45分頃まで、西湘バイパスの一部が10時45分から12時45分頃まで、新湘南バイパスの茅ヶ崎海岸が10時20分から11時15分頃までです。

　対して、1月3日の「神奈川　復路」では、同じく国道15号、国道1号、県道戸塚茅ヶ崎、国道134号、の上り方面などで7時30分から12時50頃まで交通規制となります。

　スタート地点の芦ノ湖付近は7時30分から8時20分頃まで、その後は往路と同じく3kmから7km間隔で規制されますが、規制時間が「40分から60分程度」となり、若干長いので注意です。

　有料道路では、小田原厚木道路の箱根口インターが8時40分から9時25分頃まで、西湘バイパスが8時40分から10時30分頃まで、新湘南バイパス茅ヶ崎海岸が9時50分から10時50分頃までとなっています。

　注意事項としては、規制時間は延長または短縮の可能性あり、選手の走行方向に対面して進む場合は選手の通過3分前から右折・転回不可、コース上は全線駐停車禁止、現地警察官の指示に従う、といった内容です。

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警視庁と神奈川県警のどちらも、「コースや周辺道路は混雑が予想されるため、クルマでの外出は控えて公共交通機関を利用してほしい」とアナウスしています。

　当日は、なるべく電車などを利用するようにしましょう。どうしてもクルマでなければならない場合、規制のスケジュールをしっかり把握し、「時間をずらして」通行するようにした方が賢明です。