【使い勝手最強!?】売れ筋の最新ミニバン&ワゴン人気車5選
熾烈なライバル争いをしているコンパクトワゴン
●スズキ「ソリオ」
スズキ「ワゴンRワイド」はコンパクト・トールワゴンの草分け的な存在で、その流れを汲む後継車が「ソリオ」です。
ソリオという名称は、2代目ワゴンRワイドの中期型が「ワゴンRソリオ」に改名されて使用されたのが最初で、後期型から単にソリオと呼ばれるようになりました。現行モデルはソリオとしては3代目にあたり、初代ワゴンRワイドを含めると4代目という扱いになります。
モデルチェンジするたびに使い勝手が向上していますが、むやみにサイズアップしていないのがソリオの魅力で、先代と現行型ではほとんど大きさは変わらず、コンパクトにまとめられています。
外観デザイン的にもボンネット前端や後方の角が把握しやすく、全長3710mm×全幅1625mm×全高1745mmというサイズ相まって、狭い道でも安心感があります。
ソリオのパワーユニットは1.2リッター直列4気筒エンジンを基本に、マイルドハイブリッドとストロングハイブリッドの3つをラインナップし、ストロングハイブリッドの燃費は32km/L(JC08モード)と優秀です。
ソリオの価格は148万6100円からです。
●ダイハツ「トール」
2016年に発売されたダイハツ「トール」は、トールワゴンでひとり勝ちだったソリオに、ストップをかけるべく登場したモデルです。
2019年上半期の販売台数ランキングで18位のソリオに対し、トールは32位です。健闘も及ばずと思ってしまいますが、トールはトヨタ「ルーミー/タンク」、スバル「ジャスティ」と姉妹車で、ランキング9位のルーミーを筆頭に、トータルではソリオのおよそ4倍の販売台数を記録しています。
トールの特徴としては、全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mm(G/Xグレード)と、全高を高くすることで広大な居住空間を実現していることです。室内高はソリオと同等ですが、室内幅は勝っています。
パワートレインは最高出力69馬力の1リッター直列3気筒自然吸気エンジンと、98馬力とパワフルな1リッター直列3気筒ターボエンジンが選択できます。
また、最小回転半径4.6mという値は市街地での取り回し、とくに駐車場や住宅地の走行時に、恩恵が実感できるはずです。
トールの価格は149万500円からとなっています。
●トヨタ「ポルテ」
運転席側は通常のヒンジドアを前後に配置し、助手席側に大きなスライドドアをひとつ持つ、一風変わったトールワゴンが、トヨタ「ポルテ」です。
2012年に登場した現行モデルは2代目にあたり、デビューから丸7年を超えているため2019年上半期のランキングではトップ50に入りませんでしたが、コンスタントに売れ続けているロングセラーモデルです。
ちなみにポルテ(PORTE)はフランス語で「扉、ドア」の意味で、特徴である大開口スライドドアにちなんだ名称となっています。
3ドア+ハッチゲートという左右非対称な変則ボディスタイルですが、サイズ的には「トール」と「シエンタ」のちょうど中間で、全長3995mm×全幅1695mm×全高1690mm(2WD)です。
高さ1250mm×幅1020mmの開口部を持つスライドドアは、前後どちらの席にもアクセスがよく、300mm(2WD)と低いフロア高は子どもやお年寄りでも楽に乗り降りができます。
前後シート間の距離はレクサス「LS」級の1050mm。シートアレンジが多彩で、助手席は700mm(2WD車)ものスライド量を誇ります。
搭載されるエンジンはシエンタと共通の1.5リッターのみで、ハイブリッドは設定されていませんが、燃費は21.8km/L(JC08モード/2WD車)と優秀です。
ポルテの価格は186万2300円からです。
また、外観デザインが違う姉妹車の「スペイド」があります。
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冒頭にあるとおりSUV人気が続いていますが、ユーザーのなかにはミニバンからの乗り換えも多いといいます。
子育てがひと段落したファミリー層が、3列シートのSUVを購入するケースがあり、メーカーもニーズに応えているということです。
実際、常に3列目シートを使うユーザーは少なく、いざという時のためにミニバンを選ぶようで、子どもが大きければSUVで十分ということでしょう。
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