話題のGT-Rとスープラ! 2019年に50周年&17年ぶりとなった2台はどんなクルマ?

日本が誇るスポーツカーとして、日産「GT-R」とトヨタ「スープラ」があります。ともに、2019年は節目の年となり、GT-Rは誕生50周年、スープラは17年ぶりの復活と大きな話題となりました。そんな2019年に話題となったGT-Rとスープラの歴史や現行モデルの特徴を紹介します。

50周年を迎えた「GT-R」とはどんなモデル?

 2019年は日本を代表する2大スポーツカーの節目の年です。日産の「GT-R」は誕生50周年を迎え、限定モデルや、記念イベント、関連商品の発売など大きな話題となりました。

 一方で、トヨタを代表する「スープラ」は同年5月に17年ぶりとなる新型モデルを発売。世界中のファンから大きな注目を集めます。今回は、そんな2019年に話題となったGT-Rとスープラの歴史や現行モデルの特徴を紹介します。

50周年の「GT-R」と17年ぶりに復活した「スープラ」
50周年の「GT-R」と17年ぶりに復活した「スープラ」

 初代のGT-Rは、1969年に登場した「スカイラインGT-R(PGC10型/KPGC10型)」です。通称、箱スカと呼ばれる3代目「スカイライン」にS20型エンジンを搭載し、ツーリングカーレースへの参戦を目的として誕生しました。

 2代目は、通称ケンメリと呼ばれたスカイラインGT-R(KPGC110型)で、当時の排出ガス規制などの関係によって、わずか3カ間の販売で製造は197台というレース参戦もない幻の名車です。

 その後、しばらくの間はGT-Rブランドは影を潜めていましたが、16年の沈黙を破って1989年に登場したのが3代目スカイラインGT-R(BNR32型)となり、いま国内外で人気のモデルとなっています。

 1995年に登場した4代目スカイラインGT-R(BCNR33型)は、先代モデルの引き締まったボディと比べると全体的に大型化したことなどにより人気が低迷しますが、最近の中古車相場では価格が高騰しています。

 そして、最後のスカイラインの名が与えられ、映画にもたびたび登場して不動の人気を誇るのが5代目スカイラインGT-R(BNR34型)です。

 1999年に登場した5代目モデルですが、2代目同様に排出ガス規制によって2002年に姿を消す形となります。

 現行モデルの6代目(R35型)は2007年に登場しました。スカイラインの名が無くなりGT-Rとして復活したことやスーパーカー並の高性能なスペックを誇るのに、初期モデルの販売価格が777万円からと、世界中で話題となりました。

 その後、6代目の登場から12年経った2019年で50周年を迎えます。その記念モデルがニューヨークモーターショー2019にて公開されました。

 50周年記念モデルの外観デザインは、過去の参戦レースであしらわれたGT-Rを表すツートンカラーとして、ブルーを基調に白のレーシングストライプ入りのボディカラーです。

 内装には、特別なグレーのインテリアカラースキーム、夕暮れ時の夜空の雰囲気を彷彿とさせる高級感を演出。そのほか、ユニークなステアリングホイールとシフトノブトリム、特別なシートエンボス加工など特殊なGT-Rに仕上がっています。

 今回、用意される仕様は「プレミアム」と「トラック」。どちらも3.8リッターV6ツインターボエンジンを搭載し、「プレミアム」は565馬力、「トラック」は600馬力を発揮。

 従来モデルからの改良部分は、エンジンの低回転数レスポンスを向上させる新しいターボチャージャーを組み込んだことにより、コーナーでもよりシャープなエンジンレスポンスを実現しています。

 また、洗練された「Rモード」を備えた改良型6速デュアルクラッチトランスミッションは、ABSのエンゲージメント中にギアの選択を行うため、より素早いコーナリング速度を予想して、積極的なダウンシフトをおこないます。

 現行型の6代目は登場から12年も経過していることもあり、次期型を熱望する声も聞かれる一方で、GT-Rは2020年で無くなるのではないかという話も出ているようです。

 これは、2022年に実施される騒音規制の影響だといわれています。この先、GT-Rがどうなるのかはわかりませんが、60周年を目指したモデルが登場するのかに注目です。

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1件のコメント

  1. スープラは元を辿ればセリカに6気筒エンジンを積んだセリカXXなのだが当時はスポーツカーとは無縁な高級思考でM-EUから4M-EU更には5M-EUとクラウンに沿うようなエンジン構成はスポーツとは無縁な車だったのにソアラの登場から価格帯の調整で妙な方向にいってしまった。
    GT-Rにしても51年規制の煽りが無ければ今の時代でも雲の上の高価な存在にはならなかっただろ
    カムリプロミネントが今やレクサスESであるように敷居だけが舞い上がっても履いてる下駄は退化の一途で価格に見合う車なんて大半が消えてしまったよね。

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