なぜ日産「セレナ」は迫力フェイスにイメチェンした? 新旧モデルの違いをチェック
新型セレナは全方位が安全! 安全装備も充実
安全性も向上し、360度の安全を提供する「全方位運転支援システム」が全車標準設定されました。
前方は、対向車がいてもハイビームを維持できる、ハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を日産として初採用しました(一部グレード)。
フロントカメラで前方の状況を検知し、対向車や先行車の有無に応じて、両側に12個ずつ配置されたLEDの照射パターンを変化させることにより、常に視認性の高い状態が維持できます。
後側方は、走行中に隣接レーンの後側方を走行する接近車両との接触を回避するよう支援する「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」や「BSW(後側方車両検知警報)」、後退時には、後方を横切ろうとする車両を検知し注意を喚起する「RCTA(後退時車両検知警報)」を新設定しました。
プロパイロットについては、ドライバーのストレスをさらに軽減するため、下り坂での設定速度保持や、よりスムーズな減速を可能とするブレーキ操作などが可能となりました。また、ワイパー作動時の機能向上も図っています。
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国内のミニバンカテゴリーは、コンパクトサイズからラージサイズまで、さまざまなモデルがラインナップされています。
セレナが属するミドルサイズのミニバンでは、トヨタ「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」やホンダ「ステップワゴン」など、ライバルが多く存在。
いずれも標準仕様とエアロ仕様を用意するとともに、ガソリン車とハイブリッド車をラインナップするなど共通点がありますが、セレナの場合、e-POWERという電動パワートレインや運転支援技術のプロパイロットがユーザーから支持を得ており、ミドルサイズミニバンでは存在感を示しています。
一方で、最近はトヨタ「シエンタ」や「ルーミー/タンク」、ホンダ「フリード」などのコンパクトミニバンが人気で、好調に販売を伸ばしています。
日産のミニバンとしてはセレナとエルグランドがラインナップされていますが、シエンタやフリードのようなコンパクトミニバンの選択肢がありません。
売れ筋のセレナで他社のミニバン勢に対抗するために、マイナーチェンジで改良をおこなったといえるのではないでしょうか。2019年もセレナがミニバン売上ナンバー1となるのか、今後の動向が注目されます。
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