絶滅は秒読み段階!? 1000万円以上の高額なMT車3選

希少となったMTのFRスポーツとは

●BMW「M4クーペ」

BMWのモデルでも数少ないMT車の「M4クーペ」
BMWのモデルでも数少ないMT車の「M4クーペ」

 BMWとは別会社にあたる「BMW M社」は、高性能モデルや特別注文プログラム「BMW Individual」による車両の製造などをおこなっており、「M」が付けられたモデルには特別な性能が与えられます。

 1985年にはスモールモデルだった2代目「3シリーズ」に「M3」が設定され、現行モデルではセダンがM3で、クーペは「M4」となっており、M4のみ6速MTが選べます。

 M4の外観はスタンダードな4シリーズに対してワイド化され、前後バンパーやドアミラーのデザインも専用で、空力性能を向上。

 また、ルーフパネルがカーボンファイバー製となっており、車両重量の軽減と低重心化に貢献しています。

 エンジンは431馬力を発揮する3リッター直列6気筒ツインターボを搭載し、後輪を駆動。より高性能な「M4コンペティション」では450馬力を絞り出します。

 M4の価格は1207万円からとなっており、6速MTモデルは左ハンドルも選択可能です。

※ ※ ※

 F1マシンなどレーシングカーから始まった、速く走るためのATは市販車でも急速に普及しました。

 なかでもDCTの変速スピードは人間がMTを操作するよりも速く、加速性能や燃費性能もMTを凌駕するほどです。

 また、変速を自動でおこなうことで、ドライバーがハンドル操作に集中できるメリットもあり、高性能車ほどAT化が進みました。

 あらゆる性能でMT以上となったATですが、あくまでも公道を走るうえでは、速さよりも操作する楽しさを味わいたいものです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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