ダイハツが「ながらスマホ」撲滅に本気!? 新型ロッキーから提供開始の新サービスとは
ダイハツが、2019年11月5日に提供を開始したコネクティッドサービス「ダイハツコネクト」は、他社のサービスと比べて身近で、かつ社会問題にもなっている「ながらスマホ」の解決も助けるものだといいます。いったい、どういうサービスなのでしょうか。
「ながらスマホ」問題と真正面から向き合ったダイハツの答えとは
ダイハツは、2019年11月5日に発表した新型「ロッキー」から、独自のコネクティッドサービス「ダイハツコネクト」の提供を開始しました。
スマートフォン(以下、スマホ)を活用するこのサービスは、クルマの利便性を向上させるだけでなく、クルマにまつわる社会問題の解決にもつながるサービスだというのですが、ダイハツコネクトとはどういったサービスなのでしょうか。
「運転中の『ながらスマホ』を止めていただくようにすることは、自動車メーカーの責務です」と、ダイハツのモビリティサービス部の関係者は、はっきりとした口調でいい切りました。
そのうえで「スマホが社会に普及し、お客さまの生活もスマホ中心に変化しました。だからスマホを、家の中からお出かけ先までシームレスに、そして安心安全に使っていただく方法を考えました」と説明します。
このように、コネクティッドサービスを提供することで、スマホと同等の機能を安全に使えるようにするのが、ダイハツコネクト開発の背景にあるといいます。
さらに、庶民派ブランドであるダイハツとしては「よりお手軽(安価)に」が欠かせない点です。
ダイハツの「お手軽さ」といえば、同社の予防安全機能「スマートアシスト」が良い例です。
衝突被害軽減ブレーキ(いわゆる自動ブレーキ)やアクセルとブレーキの踏み間違い防止装置などのさまざまな機能を、一般的には新車価格プラス10万円前後のところ、その半額の5万円で実現しました。
「正直、軽自動車だとプラス5万円でも高い買い物と捉えられがちで、普及するか不安でしたが、高齢の両親のために子どもが『その5万円分は私が出してあげる』といって装着するケースなどもあるなど、弊社としても想定外の広がりを見せました」とダイハツの関係者は振り返ります。
こうしたスマートアシストでの実績を踏まえて、ダイハツコネクトでは、車載通信機を使わない方法を考案しました。それが、スマホ連携式です。
クルマでのスマホ連携というと、iPhoneをつなぐAppleCarPlayやとアンドロイドスマホとつなぐAndroidAutoという、最近アメリカで若者を中心に一気に普及している手法があります。
日本でも、トヨタ新型「カローラ」などが導入していますが、日本全体での普及はまだまだ、といった印象があります。
一方、ダイハツコネクトの考え方は、アップルやグーグルのような世界戦略ではなく、日本のユーザーにぴったり寄り添ったものです。
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