GT-Rは海外でも大人気! 第二世代のR32からR34は何が凄かったのか

「スカイラインGT-R」といえば、日産を代表するクルマのひとつとして、国内外のクルマ好きの老若男女で知らない人はいないほど有名な存在です。現在も人気があるスカイラインGT-Rの第二世代(R32・R33・R34)はどんなクルマなのでしょうか。

第二世代GT-Rは、何がすごかったのか?

 日産「スカイラインGT-R」といえば、日本を代表するクルマのとして有名な存在です。しかし、そんなスカイラインGT-Rにも不遇な時代がありました。

 今回は、第二世代ともいわれる3代目モデル(BNR32型、以下R32)から5代目モデル(BNR34型、以下R34)を中心に振り返っていきます。このモデル達はどのようなクルマだったのでしょうか。

第二世代の最初に登場した「スカイラインGT-R(BNR32型)」
第二世代の最初に登場した「スカイラインGT-R(BNR32型)」

 クルマ好きの間では、1969年に登場した初代モデル(PGC10型、以下ハコスカ)や、1973年に登場した2代目モデル(KPGC110型、以下ケンメリ)のスカイラインGT-Rを第一世代と呼んでいます。

 その後、ケンメリが発売を終了した1973年から1989年まで16年という空白があった後に、3代目モデルのR32、4代目モデル(BNR33型、以下R33)、5代目モデルのR34が第二世代と呼ばれます。

●レースに勝つことを目的に開発された「R32」の誕生

 ケンメリが生産終了した1973年から16年後経った1989年、R32が満を持して登場しました。

 第一世代のスカイラインGT-Rよりもさらにアグレッシブなデザインとなり、ボディサイズも先代達に比べ全長が伸び、重量も増え大型化しました。

 ツインターボのエンジンも当時としては最大パワーだった280馬力を誇り、直列6気筒のエンジン音は長年新しいスカイラインGT-Rの登場を心待ちにしていたファン達を唸らせました。

 R32は、その性能を発揮すべく、1990年に全日本ツーリングカー選手権に出場し、無敗のまま29連勝したことを皮切りに国内外の自動車レースで数々の素晴らしい成績を残します。

 その後は、FIA国際自動車連盟)による規格変更などで、出場できるレースが限られていきますが、素晴らしい成績を残し続けました。

 数々のレースで活躍した雄姿やゲームなどの影響により、生産終了から25年以上経った現在でも国内外にR32のファンは多く存在します。

 アメリカでは25年ルールに縛られルことがなくなったR32はクラシックカー扱いとなり、日本からアメリカへと渡り右ハンドルのまま運転され愛されています。

●さらなる進化を求めた「R33」

 R33は、先代のR32の成功を元にさらに、スポーツモデルとしての手軽さを求めて開発を開始、そして1995年に発売されました。

 R33はR32とエンジンこそ同じですが、全長が130mm、全幅が25mmとボディサイズが大きくなり、重量も先代のR32の標準重量より50kgから100kg増加しました。

 日産は、この大型化によって増加した車両重量に対応させるため、過給圧アップや吸排気、足廻りなどの強化と、改良をおこなったことで安定性などが増し、トルクもそれまでの36.0kgmから37.5kgmになり力強さが増しました。

 その結果は、ドイツのサーキットであるニュルブルクリンクでは先代のR32より21秒早いタイムを記録し、確実に進化していることを証明しています。

 そして、R33には「マイナス21秒ロマン」というキャッチコピーがつけられ、TVCMなどを使った大々的な広告戦略がおこなわれます。その後も1995年のル・マン24時間レースや全日本GT選手権でも好成績を残し、技術の日産の名を改めて世に示しました。

 しかし、R33は日産の開発チームの新たな取り組みの結果、高性能で高い居住性をもつ反面、シャープさに欠けた運動性能や丸みを帯びたフェイスデザインのR33に対する評価はファンの間で分かれ、R32のスパルタンな乗り心地を好む一部のGT-Rファンから低い評価を受けます。

●スカイラインGT-Rの最終形態「R34」

 第2世代最後のスカイラインGT-RとなったR34は、発売当初から大きな人気がありました。ボディサイズは不評だった先代のR33より小さしつつも、R32より大きくなり、フェイスデザインもR32に寄せられた精悍なものになります。また、量産車初のアドバンスドエアロシステムを採用したことも話題になりました。

 R34は、重量こそ歴代のGT-Rのなかで一番重くなったものの、当時の最先端技術が盛り込まれた結果、最後のスカイラインGT-Rの名にふさわしいもっとも完成度が高いと評価されました。

 そして、R34も先代達と同じく数多くのレースに参戦し素晴らしい結果を残し、その勇姿はレース場だけではなく、ハリウッド映画でも遺憾無く発揮されファンを増やし続けます。

 しかし、スカイラインGT-Rの集大成ともいえるR34も、平成12年排出ガス規制のクリアが難しく、わずか4年ほどという短命に終わりました。

※ ※ ※

 第二世代のスカイラインGT-Rがいまだに魅力的で惹きつけられる存在であることは、生産が終了してから時を経た現在でも世界中に数多くのファンがいることが何よりも証明しています。

 現在のGT-R(R35型)は、第一世代、第二世代から続くコンセプトを受け継いでいるものの、スカイラインブランドとは決別したこともあって、本格的なスーパースポーツの道を歩んできました。

 その結果、毎年のようにさまざまな部分に手を入れて改良をおこない、常に世界中のハイパフォーマンスモデルに負けない性能を維持しています。

 最近でも、2020年モデルとなるGT-Rや、さらなるハイスペックモデルのGT-R NISMO(2020年モデル)が登場し、世界中のGT-Rファンを飽きさせていません。

【画像】R32・R33・R34どれが好き? 違いをじっくりチェック!(38枚)

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コメント

1件のコメント

  1. R32は基本ナンバーサイズなので標準のGT-Sなどの評価も格別だったね。
    R31では駄作だったRBのツインカム系も手直しされてきたし後発のGTS25も仕上がりは良かった。
    願わくばシングルカムのRB20EをR32で操ってみたかったのだが時代の流れか叶わなかったな。
    33は肥大しすぎた災いと標準車に立ちはだかる32系の影と言うか?いよいよ国内を見なくなった時代の始まりと言うか?変わらない難しさと変えることの勘違いと言うか?34ではそれらを真っ向から否定するかのように3代遡ったデザインに戻るなど自分からしたら迷走R34なんだけどね。
    35からは無理矢理スカイラインを継承させて今に至るわけで、それなからフーガをセドリックとして売るほうが無難だと思うのだが?w