クルマの「ガス欠」は要注意! ガス欠症状やGS空白区間の現状とは

クルマのガス欠は、メーター内にある残量計や警告灯によって未然に防ぐことは可能です。しかし、うっかり燃料の入れ忘れでガス欠を起こした場合や、車両トラブルによるガス欠の可能性もあります。では、実際にガス欠が起きる場合の症状や対処方法とは、どのようなものなのでしょうか。

ガス欠したらどうなる? 重大なトラブルの可能性も!

 走行中に燃料が無くなりエンジンが動かなくなる症状をガス欠といい、ガス欠を繰り返すとクルマへのダメージを及ぼす原因となります。

事前の車両チェックはしておきましょう
事前の車両チェックはしておきましょう

 エンジンに付属する燃料ポンプや燃料ポンプ、インジェクター、バッテリー、スターターモーターなどの寿命が短くなる可能性が高くのなるのです。

 また、ディーゼルエンジンではパイプ内の燃料が無くなると、空気が混入して燃料を吸い上げなくなるため、ラインの空気抜き作業も必要になります。

 この空気抜きをしっかりしないと、インジェクションポンプやインジェクションノズルに悪影響が出ることがあります。

 全国でロードサービスを展開するJAFは、次のように説明します。

「ガス欠が繰り返し起きると、クルマへのダメージを及ぼす原因となります。具体的には、燃料ポンプやスターターモーター、バッテリーなどの寿命が短くなる可能性が高くなります。

 燃料ポンプは、ガソリンタンクからエンジンに必要なガソリンを供給する役割を担いますが、エンジンが稼働している間は、つねに燃料ポンプのモーターは高速で回転しているため、モーターの潤滑と冷却には、燃料に含まれている油分を利用しています。

 ところが、ガス欠を繰り返すと燃料ポンプが空転して、モーターの潤滑性が失われてしまうため摩擦熱や摩耗による故障を誘発してしまうのです。

 また、ガス欠時には燃料のパイプラインからもガソリンがなくなるため、給油してスターターモーターを回しても、ガソリンはすぐに行き渡りません。そのためスターターを多く回すことになり、スターターやバッテリーの負担は大きくなります」

※ ※ ※

 最近では、徐々に電気自動車が普及しつつありますが、ガス欠の代わりに走行用の電力を使い切ってしまうことを電欠といいます。

 バッテリー残量がない状態で長期間放置すると、バッテリーの早期劣化につながるといわれているほか、基本的にバッテリーの充電回数は少ない方が良いようです。

【画像】とくに危険!? ここでガス欠はしたくない…

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Writer: くるまのニュース編集部

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