1000台以上のスバル 歴代WRXが集結!「WRXファンミーティング2019」はどんなイベントだった?

ペター・ソルベルグ氏のスペシャルデモランはまさに圧巻のひとこと

 現行WRX STIで辰巳氏がコースを紹介した後、ソルベルグ氏がハッチバックの先代WRX STIのグループNラリーカーで会場内の連絡道を走行しました。

 初めて乗ったクルマでありながら、連絡道内の道幅6メートルほどのロータリーでコマのような速さでグルグルと回るドーナッツターンを連発。拍手喝采のなか、スバル車のDNAである乗りやすさやコントロール性の高さを披露してくれました。

 さらにスペシャルラン後は、スバルチーム時代と同様にドアを開けたままクルマを走らせるハコ乗りと、屋根に仁王立ちするパフォーマンスも披露し、レーシンググローブとバラクラバ(ヘルメットの下に着けるフェイスマスク)を会場に訪れていた子供にプレゼントするなど、現役時代と変わらない旺盛なサービス精神も見せてくれました。

EJ20型ボクサーエンジンは永遠に不滅だ!
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 ソルベルグ氏のデモランの後は、次期レヴォーグとWRXの開発責任者を務める五島賢氏、エンジン開発をおこなう第二技術部副本部長の小倉明氏、商品企画本部長の阿部一博氏が登壇。WRXファンはもちろんのこと、クルマ好きには聞き逃すことのできないトークショーになりました。

・五島氏

「東京モーターショー2019でプロトタイプを公開した次期レヴォーグは、『継承と超革新』というコンセプトで開発していますが、次期WRX、とくにSTIは超革新以上の革命を目指して、皆さんが驚くようなクルマになるよう開発しています。マニュアルトランスミッションもスバルのDNAですので、継承できたらいいなと思っています」

・小倉氏

「昨今の自動車業界は電動化が騒がれていますが、当面は内燃機関が無くなることはなく、エンジン開発は非常に重要です。次期WRXにはパワーだけでなく、燃費や排ガスのクリーンさもEJ型以上のエンジンを搭載します。ちょっと時間はかかるかもしれませんが、みなさん期待して待っていてください」

・阿部氏

「現代のクルマは環境性能やコネクテッドといった、クルマを単に走らせる以外の要素も重要です。そういった事情もあってトヨタさんと提携しているのですが、トヨタさんとの提携をネガティブに捉えている人もいるかもしれません。

 でもそれはむしろ逆で、我々はトヨタさんと結びつくことによって、いままでよりもっと楽しいクルマ造りができるようになるのです」

※ ※ ※

「WRXファンミーティング2019」は、始まりから終わりまで、スバルがいかにユーザーを大事にしているかヒシヒシと感じる素晴らしいイベントでした。

 また、最後のトークショーではWRXをはじめとするスバルの将来に対して、「楽しさは絶対に残す」という開発陣の強い想いが印象的でした。

 時代によってクルマに対する夢や楽しさの形は変わってきますが、スバルはクルマ造りが難しくなる厳しい時代でも「スバルらしい楽しいクルマ」を造り続けてくれることでしょう。

 WRX STIは一旦絶版車種となりますが、次期レヴォーグやその先にあると思われる次期WRXの登場を楽しみに待ちたいところです。

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1件のコメント

  1. 特に水平対向が低重心と思ったことねーけどな。
    確かにレオーネ時代はエンジンルームにスペアタイヤを搭載できるほどのメカの低さわは分かるけど
    それと永遠にスバルのAWDが続くとか何言ってんだかよ?w既にサンバーや4気筒オリジナルの自社の軽を切り捨てただろうよ、直4と比較してクランク軸は高い位にあるよね?
    それと排気系の配管も自由度が少ないしね。
    51年規制のスバルシークティー以前のレオーネなら低重心の恩恵はあったろうがね

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