新型「ヤリス」は「マツダ2」の走りを超えた!? カッコよくてスポーティな小型車はどっち?
新型「ヤリス」「マツダ2」どちらもMTの設定あり! エンジンはどう違う?
新型ヤリスおよびマツダ2には、それぞれどのようなパワートレインが搭載されているのでしょうか。
新型ヤリスには、1リッター直列3気筒ガソリンと1.5リッター直列3気筒ガソリン、そして1.5リッター直列3気筒ガソリンにモーターが組み合わされるハイブリッドの3種類が搭載されます。
このうち、ハイブリッド仕様はの燃費は、従来比で20%の性能向上を実現。世界最高レベルの低燃費を実現しているうえ、加速力の向上も両立させているといいます。
トランスミッションは全車にCVT(ハイブリッドは電気式無段変速)が用意され、1.5リッターガソリンエンジン仕様にのみ「iMT」と呼ばれる6速MT仕様がラインナップされます。なお、4WDの設定があるのは1.5リッターガソリンエンジンのみです。
マツダ2に搭載されるのは、1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン(出力違いで2種類あり)と1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンのふたつです。
ガソリンエンジンは軽快な走行性能を発揮し、ディーゼルターボエンジンは合流時などパワーが必要な場面においても余裕のある力強い走りを見せます。
トランスミッションは6速ATと6速MTがそれぞれのエンジンに用意され、4WDについても両エンジンに設定があります。
最後に、予防安全装備について比較します。
新型ヤリスに搭載される予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」は、トヨタ最高レベルの安全性能を持つ最新型です。歩行者(昼夜間)や自転車(昼間)そして、トヨタ初となる右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者の検知も可能としました。一部グレードには搭載されないものの、幅広いグレードに搭載されます。
マツダ2に搭載される「アドバンストスマートシティブレーキサポート」は、昼夜の歩行者検知に対応しています。標準装備の対象が全車となっている点もポイントです。
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新型ヤリスが世界初公開された発表会において、トヨタの豊田章男社長は「今回の新型ヤリスはコンパクトカーの概念を打ち破るために、ファーストカーとしても乗れるクルマにしたいという想いで車名を『ヤリス』に変えました」とコメントしています。
そして、現時点で発表されている情報の多くが、ユーザーのコンパクトカーに対するイメージが本当に変わるのでは、と期待させられるものとなっており、2020年2月の発売が楽しみな1台といえます。
一方マツダ2も、近年マツダが盛んに発信しているデザインや走行性能へのこだわりを詰め込んだモデルとなっており、小さなボディながらマツダ車の魅力を理解するには十分なクルマといえるでしょう。
この2台以外にも魅力的なモデルが揃う2020年において、コンパクトカー市場でどのモデルが人気となるのか、各車の売れ行きに注目です。
「新型ヤリスの全長が125mm短いことを除いては、同じ」とサラッと書いているけど、それがヤリスパッケージングそのもの、長いことがマツダ2の特徴で、共通ではなくお互いの違いを際立たせている肝。それに合わせて、色々な物の配置や置き方が違う。
「目を引く」というのは先ずはパッケージングの違い・新鮮さ。パッケージングが似ていると、意匠が少々違っていても「真似したような」印象になってしまう。
ヴィッツからそうだけど、コンパクトかーを選ぶあなたならこの内装でじゅうぶんでしょ?みたいな割り切りを強く感じるんだよなー。
マツダにはそれがない。