新型「ヤリス」は「マツダ2」の走りを超えた!? カッコよくてスポーティな小型車はどっち?
2020年2月に発売予定のトヨタ新型「ヤリス」は、デザインのスポーティさが特徴のひとつに挙げられますが、一方でデザイン性の高いコンパクトカーにマツダ「マツダ2」があります。果たして2台にはどのような違いがあるのでしょうか。
外装デザインのこだわりがスゴい! トヨタとマツダの最新小型車
2019年10月に公開されたトヨタの新型コンパクトカー「ヤリス」は、新プラットフォームの採用により、優れた操縦安定性を実現しているといいます。さらに低重心なボディを活かして、スタイリッシュな外観を手に入れています。
一方、国産コンパクトカーのなかには新型ヤリスと同じくスポーティなデザインで走りにもこだわりがあるモデルがいくつかありますが、そのなかの1台にマツダ「マツダ2」があります。果たして両車には、どのような違いがあるのでしょうか。
新型ヤリスは、現在販売している3代目現行「ヴィッツ」を2020年2月にフルモデルチェンジして、さらにこれまで海外で用いていた車名「ヤリス」に日本市場でも統一して登場するモデルです。
ひとつのモデルが車名の変更を受けることは、比較的珍しいことだといえますが、一方、マツダ2も車名の変更を受けています。
マツダ2の前身モデルである4代目「デミオ」は2014年9月に発売されましたが、2019年5月以降、マツダは「アクセラ」を「マツダ3」に、「アテンザ」を「マツダ6」に変更するなど、車名を続々と海外名へ統一していきます。
そして、4代目デミオもマツダ2に改められて、2019年9月に発売されたのです。なお、マツダ2およびマツダ6は、新型ヤリスとは異なり車名の変更時に全面刷新は受けておらず、マイナーチェンジレベルの改良となっています。
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新型ヤリスとデミオは、ともに1999年代後半に初代が発売されたモデルとなっており、奇しくも最新モデルにおいては、スポーティさを全面に出したコンパクトカーという点で共通しています。そこで、両社の特徴を比較します。
2台のボディサイズに関して、新型ヤリスは全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mmで、マツダ2は全長4065mm×全幅1695mm×全高1500mm(2WD仕様)と、新型ヤリスの全長が125mm短いことを除いては、同じとなっています。
外装を比較すると、新型ヤリスは「B-Dash!(ビーダッシュ)」をデザインコンセプトとし、「BOLD(大胆)」「BRISK(活発)」「BOOST(加速)」「BREAUTY(美)」に加え「BULLET(弾丸)」のようにダッシュする躍動感を表現したと、トヨタは説明します。
一方マツダ2は、マツダ車共通のデザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を採用し、エネルギーの凝縮と解放による爆発的な前進感のある骨格を実現したとマツダは説明します。さらに車名変更時におこなわれたマイナーチェンジではフロントフェイスを一新。
フロントグリルは内部に施されたスタッズ(鋲)を打ったようなメッシュパターンのデザインが取り入れられ、より上質な雰囲気としました。
内装を見ると、新型ヤリスはムダのないシンプルを感じられるデザインが採用され、運転に集中できる空間となっています。ステアリングホイールは従来より小径化され、スポーティな印象です。
一方、マツダ2はドライバーが運転を楽しめる運転席と、開放感のある助手席のふたつの空間を対比させた配置が採用されました。また、上質さと遊び心が感じられる色合い、そして厳選した素材が取り入れられ、上級モデルからのダウンサイジングでも違和感ないつくりとなっています。
「新型ヤリスの全長が125mm短いことを除いては、同じ」とサラッと書いているけど、それがヤリスパッケージングそのもの、長いことがマツダ2の特徴で、共通ではなくお互いの違いを際立たせている肝。それに合わせて、色々な物の配置や置き方が違う。
「目を引く」というのは先ずはパッケージングの違い・新鮮さ。パッケージングが似ていると、意匠が少々違っていても「真似したような」印象になってしまう。
ヴィッツからそうだけど、コンパクトかーを選ぶあなたならこの内装でじゅうぶんでしょ?みたいな割り切りを強く感じるんだよなー。
マツダにはそれがない。