日本で乗るのはキビシイかも!? 超デカすぎなSUV3選
近年、世界的にSUV人気が続いているなか、トヨタとダイハツから小型SUVが発売され話題となりました。一方で、海外にはとんでもなく大型なSUVが存在。そこで、大きすぎるSUVを3車種ピックアップして紹介します。
巨大なSUVならではの威風堂々したデザインが魅力
世界的なSUV人気が続いていますが、国内では5ナンバーサイズのSUVであるダイハツ「ロッキー」とトヨタ「ライズ」が発売され、大いに話題となっています。
一方、海外では大柄な車体のSUVが人気で、日本では走る場所を選んでしまうようなモデルが、数多く存在します。
そこで、日本のメーカーが海外で販売する巨大なSUVを3車種ピックアップして紹介します。
●日産「パトロール」
日産「パトロール」は、日産の本格的4WD車のフラッグシップに位置するモデルです。
かつては日本でも「サファリ」の名で販売されていましたが、2007年に販売が終了し、現行モデルは中東やアフリカ、オーストラリアなどで販売を続ける海外専売モデルとなっています。
また、同じ車体をベースにフロントマスクのデザインを変更した、インフィニティ「QX80」と日産「アルマーダ」が、北米などで販売されています。
ボディサイズは、全長5315mm×全幅1995mm×全高1940mmで、室内は7人もしくは8人乗りの3列シートです。
搭載されるエンジンは中東仕様で最高出力400馬力の5.6リッターV型8気筒、275馬力の4リッターV型6気筒のガソリンエンジンが選べ、組み合わされるトランスミッションは7速ATのみとなっています。
4WDシステムは砂地や岩場、雪上など、4つの走行モードを選択でき、本格的な悪路走破性能を誇るため、とくに中東で人気があります。
なお、2020年モデルではフロントマスクが一新され、LEDヘッドライトを配し、SUVとしてはかなり斬新なデザインに変更されました。
●トヨタ「セコイア」
トヨタ「セコイア」は北米で販売するフルサイズSUVです。初代が2000年に発売され、現行モデルは2007年に発売された2代目となります。
フルサイズピックアップトラックの「タンドラ」とフレームを共有していますが、セコイアのサスペンションは4輪がダブルウイッシュボーンの独立懸架となっており、優れた乗り心地と高い悪路走破性能を両立しています。
ボディサイズは全長5210mm×全幅2029mm×全高1956mmと、トヨタのSUVのなかで最大のモデルです。ちなみに、タンドラはさらに全長が長く、5814mmもあります。
国内のフラッグシップSUVである「ランドクルーザー」のボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mmですから、セコイアはひと回り大きいことになります。
エンジンはレクサス「LX570」にも搭載される5.7リッターV型8気筒で、最高出力は381馬力(米規格)を発揮し、組み合わされるトランスミッションは6速ATのみです。
駆動方式はFRの2WDとフルタイム4WDが選べ、4WDではセンターデフにロック機構が装備されるので、悪路走破性を高めています。
室内は3列シートの7人もしくは8人乗りで、ランドクルーザーを上回る広さを誇るといいます。
また、最新の2020年モデルではLEDヘッドライトや、Apple CarPlay/Android Autoに対応したディスプレイオーディオ、最新の先進安全装備「トヨタセーフティセンス」が装備されました。
なお、セコイアは、アメリカに自生している世界一の高さに成長する巨木の名前で、なかには樹高100mに達するものもあります。