日産「セレナ」なぜ売れる? 激戦ミニバン市場で人気No1の理由とは

Sハイブリッドとe-POWERは何が違う?

 セレナの購入を検討する際、気になるのが同じようなハイブリッドシステムのSハイブリッドとe-POWERの違いです。

人気のe-POWER
人気のe-POWER

 e-POWERは、エンジンを発電用としてだけ使用し、モーターのみで100%駆動することが最大の特徴です。

 また、日産「リーフ」のような100%電気自動車と異なる部分は、バッテリーに蓄えた電力に加え、ガソリンエンジンで発電した電力を使う点で、リーフのように外部から充電できません。

 一方、Sハイブリッドは発進加速時にエンジンの駆動力をモーターがアシストする比較的オーソドックスなハイブリッドシステムとなっています。

 燃費(JC08モード)は、Sハイブリッドの15km/Lから17.2km/Lです。対して、e-POWERは23.4km/Lから26.2km/Lとなり、Sハイブリッドは燃費性能では劣るものの、ほかのミニバンと比べると決して悪い数値ではありません。

 また、4WD車の設定があるのはSハイブリッドのみのため、雪国やアウトドアで使用する人はこちらがおススメです。さらにe-POWERよりも50万円程低い価格設定がなされているのも魅力です。

 前出とは別の販売店スタッフは、パワートレインの違いについて次のように話します。

「セレナe-POWERを検討して、来店されるお客さまは多いです。しかし、ライフスタイルや細かな仕様を話していく内に、Sハイブリッドを最終的に購入される人もおります。やはり、価格の差が大きいことが理由のようです」

※ ※ ※

 また、2019年上半期(1月から6月)の登録車販売台数では、セレナが全体4位の5万3662台でミニバンジャンルの首位ですが、全体5位のトヨタ「シエンタ」が5万926台と僅差の状態です。

 しかし、8月、9月とシエンタは登録車販売台数の全体で首位に立ち、8月は3位、9月は7位に終わったセレナと逆転。その差を広げ始めてきました。10月から12月の結果次第で、2019年のミニバン人気ナンバー1の称号を守れるのか注目です。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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