日産「セレナ」なぜ売れる? 激戦ミニバン市場で人気No1の理由とは

日産「セレナ」は、2018年のミニバンクラスの販売台数で、トヨタ「ヴォクシー」やホンダ「ステップワゴン」をおさえてトップとなりました。2019年8月にはマイナーチェンジされ、一部グレードが追加・変更されています。今回は、そんな人気ミニバンであるセレナについて、グレード別に解説していきます。

マイナーチェンジで追加された、今ミニバンで流行りの「オラオラ顔」

 新車市場で人気のジャンルにミニバンがあります。国産自動車メーカー各社はさまざまなミニバンをラインナップしています。

 そんななか、2018年でもっとも売れたのが登録車販売台数で4位となり9万9865台を記録した日産「セレナ」です。数あるミニバンのなかで、なぜセレナはミニバン人気ナンバー1となったのでしょうか。

日産「セレナ」はマイナーチェンジでどこが変わった?
日産「セレナ」はマイナーチェンジでどこが変わった?

 5代目となる現セレナは、2016年に登場しています。なかでも高速道路など同一車線で前走車追従や加減速、ハンドルアシストに対応した運転操作支援システム「プロパイロット」を採用したことで大きな話題となりました。

 2017年3月には、電動パワートレイン「e-POWER」を搭載したモデルを追加発売したことで大きく販売台数を伸ばします。

 さらに、2019年8月には外観デザインが大幅に変更されました。ダブルVモーショングリルを採用し、クロームを多用したグリルの造形によって迫力のあるフロントフェイスになっています。

 外観デザインの違いでは、標準モデルとスポーティなエアロパーツが採用されたハイウェイスターモデルとで分かれます。

 印象としては、オラオラ顔がハイウェイスター、少しおとなしめな顔が標準モデルといえます。それぞれ、e-POWER車にはフロントグリルにブルーのアクセントが入ります。

 では、人気ミニバンのセレナにはどのようなグレードが展開されているのでしょうか。基本的なグレードは「X/XV/G」となり、それぞれにスポーティなハイウェイスターが設定されています。パワートレインは、マイルドハイブリッドの「Sハイブリッド」とe-POWERが用意されています。

 乗車定員数は、パワートレインによって異なり、Sハイブリッド車が8人乗り、e-POWER車はバッテリーの配置の関係から7人乗りです。

 シートアレンジにおいて、Sハイブリッド車では、セカンドシートに両側アームレストが付いたキャプテンシートとなっており、ロングドライブでも疲れにくいスパイナルサポート形状が採用されています。

 一方のe-POWERには、スマートマルチセンターシートが標準装備され、スマートマルチセンターシートを1列目に移動させることで、2列目から3列目のウォークスルーでき、2列目シート中央の通路幅も広く、大人でもスムーズな移動が可能です。

 また、一部グレードでは、セカンドシートの「超ロングスライド+横スライド」で足を思いきり伸ばすことができ、余裕あるスペースが生まれます。

 セレナのグレード展開について、日産の販売店スタッフは次のように話します。

「e-POWERは新たな技術が使われているので、興味を持たれるお客さまは多いです。とくに加速時はガソリン車には無かった感覚を味わえ、イメージ的には、新幹線の走り出しのようなイメージといえます。

 人気のグレードは、ハイウェイスターとなり、ほかのミニバンでも共通ですが、やはり『いかつい顔』は人気のようです。

 さらに、人気のデザインということもあり、下取りの際にも価格が高くなる傾向があるのもハイウェイスターが人気の理由だと思います」

【画像】過激すぎ?マイナーチェンジでオラオラ顔になったセレナ(35枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー