なぜGoogleマップは無茶な案内をするのか? 車で通れない道を避ける対処法とは

近年クルマの道案内をする際に、カーナビゲーションではなく「Googleマップ」などのスマートフォンの地図アプリを使用することが増えてきました。しかし、地図アプリではクルマが物理的に通ることが難しいような狭い道に案内されることが多々あります。いったいなぜ、Googleマップは無茶なルートを案内することがあるのでしょうか。

カーナビ代わりになる「地図アプリ」に残された欠点とは

 最近のスマートフォン(以下、スマホ)にインストールされている地図アプリは、精度も高く非常に優秀です。とくに、多くのAndroidスマートフォンへプリインストールされている地図アプリ「Googleマップ」は、土地勘がない目的地へ行くときなどにとても便利です。

 しかし、クルマでのルート案内に利用すると、クルマでは通れないような細かい道を案内されることも多々あり、信頼度が高いとはいえません。なぜ、Googleマップはクルマでのルートを案内するときに細い道へ誘導することが多いのでしょうか。

ナビアプリはなぜ細い道路へ案内しがちなのか?(写真はイメージ)
ナビアプリはなぜ細い道路へ案内しがちなのか?(写真はイメージ)

 Googleマップが細い道へ案内することが多い理由について、某モノ系雑誌でスマホ関連の記事を執筆しているIT系ライターのI氏は、次のように説明します。

「なぜGoogleマップが狭い道を選ぶのかというと、簡単にいえばGoogleマップが『カーナビゲーション(以下、カーナビ)』ではないからです。クルマに装備されているカーナビは、クルマでの移動を前提にしたルートを案内するように設定されています。

 しかしGoogleマップは、クルマが物理的に通ることが困難な道だったとしても、距離的にとにかく最短となる道を案内するようになっているのです」

 スマホ側からみると、「スマホを操作する=操作しているのは歩行者」であると第一候補を考えるのは自然です。クルマ移動や電車移動を選択するアイコンがあるとはいえ、Googleマップが最短ルートを自動検索するのは仕方がない部分ではあります。

「2019年3月には、カーナビにもよく用いられる地図情報の老舗『ゼンリン』とGoogleの契約が切れたと見られています。そのため、最近のGoogleマップは独自の地図情報を採用しているので、さらに無茶な道案内をしてくるケースも想定できます」(ライターI氏)

 ちなみに、iPhoneにプリインストールされているiOS標準の地図アプリ「マップ」は、アップルが複数の企業からデータを分けて購入し、アプリ内で使い分けていると見られています。

 一方、クルマに搭載されるカーナビは「幹線道路優先」モードなどを搭載しているほか、VICSなどとも連動した渋滞の有無など道路状況も含めて、複数のルート案内を考えてくれます。

 しかし、カーナビにも短所があります。それは(機種の機能や性能によりますが)たいていの機種では地図の更新が面倒なことです。HDD内の地図データや地図DVDを交換する必要があり、有料の場合がほとんどです。

 そのため、更新をおこなわずに使い続けると、新しくできた道を走っていても古い地図データの該当場所を表示し続けてしまい、ナビ画面では道無き道を進んでいる状況になってしまいます。

 古いクルマに装備される純正ナビゲーションなどは、あくまで現在地の目安として使うしかなく、細かい部分までは案内できないこともあると割り切る必要もでてきます。

ナビに試されてる・・・?狭い道はツラいよ!画像でチェック!

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー