市販化はいつ!? 反響が大きかった東京モーターショーのコンセプトカー5選
ダイハツは往年の名車をインスパイア
●ダイハツ「DN コンパーノ」
現在、軽自動車を中心に製造・販売しているダイハツですが、かつては小型乗用車を数多く輩出してきました。なかでも「コンパーノ」は1963年に発売したダイハツを代表する小型乗用車です。
コンパーノは2ドア/4ドアセダン、ワゴン、バン、ピックアップトラック、そして2ドアオープンと、同じシャシでさまざまなボディタイプをラインナップする画期的なクルマでした。
当時、1車種で多くのボディタイプを持つのは珍しくありませんでしたが、コンパーノのボディバリエーションはとくに多かったのです。
このコンパーノをイメージさせるコンセプトカーが、東京モーターショー2017で展示された「DN コンパーノ」です。
ユニークな外観デザインで、横から見るとキャビンは流麗なクーペで、サイドラインから下は、ボクシーな4ドアセダンとなっています。
パワートレインは1リッタークラスを想定していたようで、かなり作り込んだ仕上がりでしたが、未だに市販化への計画は発表されていません。
●スバル「VIZIV パフォーマンスコンセプト」
東京モーターショー2019のスバルブースに展示される「WRX STI EJ20ファイナルエディション」の販売をもって、WRX STIは販売を終了すると発表されています。
このWRX STIの次期型モデルといわれていたのが、東京モーターショー2017で公開された「VIZIV パフォーマンスコンセプト」です。
ボディはクーペタイプの4ドアセダンで、一見してスバルのクルマだとわかるデザインコンセプトながら、大きく張り出した迫力ある前後フェンダーが特徴です。
中身については不明な点が多いですが、スバルが提唱する水平対向エンジン+4WDの「シンメトリカルAWD」を搭載しているのは間違いないようです。
さらに、大径の4本出しマフラーが、ハイパワーなエンジンを予見させています。
WRX STIはスバルらしい高性能なセダンとして人気があるモデルでしたが、次期型への期待も高まっています。
※ ※ ※
コンセプトカーというと大きく分けて3種類あります。ひとつは公道走行や市販をまったく考えていない、技術優先のもの。もうひとつは、市販車に近い存在ながらデザインスタディの要素が強いモデル。そして、市販間近といえるモデルです。
どのコンセプトカーも夢があり、見ていて楽しいですが、なかでも市販車に近いモデルが登場するとワクワクしてしまいます。
2019年10月25日から一般公開される東京モーターショー2019では、どんなコンセプトカーが話題になるのでしょうか。楽しみにしたいと思います。
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