日産がSUVコンセプト「アリア」を世界初公開! EVや先進技術を詰め込んだ未来の日産車とは

日産の未来をカタチに。ニッサン アリア コンセプトが再定義する日産のデザインランゲージ

「ニッサン アリア コンセプト」のデザイン上のキーワードは、「スリーク」、「シームレス」、「シック」。この3つのキーワードが内外装のデザインへどのように反映されているのでしょうか。
 
 日産グローバルデザイン担当の専務執行役員であるアルフォンソ・アルバイサ氏は次のようにいいます。
 
「先進運転支援技術とEVへの関心が高まり、人々の移動手段が大きく変わろうとしている新しい時代に向けて、日産はデザインランゲージを再定義します。シンプルでありながら力強く、かつモダンな表現で日本のDNAである『タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム』をデザインに反映していきたいと思います。

 そして、『ニッサン インテリジェント モビリティ』の価値をすべての車種に込めていきます。『ニッサン アリア コンセプト』はコンセプトカーですが、当社の新しいビジョンを体現した最初のクルマとなるでしょう」

インストルメントパネルとドアパネルはシームレスに繋がっている
インストルメントパネルとドアパネルはシームレスに繋がっている

●スリークでシックを表現したエクステリアデザイン

「ニッサン アリア コンセプト」のエクステリアは、〈スリーク〉や〈シック〉を表現しています。

 フロントマスクは、幅広いフロントフェンダー、超極薄LEDヘッドライト、日産エンブレムを特別にあしらえたフロントシールド(エンジン車のグリルに相当する部位)など、エクステリア全般にわたって、「ニッサン アリア コンセプト」は新しいデザインランゲージの要素が散りばめられています。

 サイドビューは専用タイヤを履いた5本スポークの21インチ大径アルミホイールと、風を切り裂くような低くてスリークなルーフラインを特徴としています。

 リアのスタイリングは傾斜の強いCピラーが筋肉質のリアデッキに自然と調和し、ボディの幅いっぱいにデザインされたテールランプと広がりのあるリアフェンダー、そして高い位置に取り付けられたリアウィングが力強いリアビューを表現しています。

「フロントには従来のグリルに替えて、私たちが『シールド』と呼ぶ立体的な構造で表情豊かなパーツを採用しました。このパーツによって、交通状況を判断するために必要なレーダーやセンサーなどをフロントフェイスのデザインへ自然に融合させています」

「『ニッサン アリア コンセプト』のエクステリアはダイナミックな美しさと先進技術によるシャープな印象を兼ね備えています。EVのプラットフォームにより実現した驚くほど短いオーバーハングや広い室内空間、そして大径のホイールやツートンのボディカラーが、スポーティさとラグジュアリーさに満ちたエレガントな外観を創り出しています」とアルバイサ氏はいいます。

●職人の匠の技に迫るシームレスなインテリア

「ニッサン アリア コンセプト」のインテリアは、まさに日本の指物師などの職人技にも通じる〈シームレス〉を表現しています。
 
 インストルメントパネルとドアパネルはシームレスに繋がっています。ダッシュボード周りにはボタンやスイッチは一切ありません。
 
「ニッサン アリア コンセプト」を「起動」すると、インストルメントパネルにはハプティック(触覚)操作ボタンが表示されます。物理的なボタンやスイッチは、スタートボタンと12.3インチのディスプレイモニター用の操作ノブ、エアコンの操作ボタンのみです。
 
 シートは超極薄フレームを採用したことで、広々とした室内空間と優れた視界を生み出すとともに乗員を快適にサポートする形状です。

「内燃機関から解放され、EVならではのバッテリー最適配置により実現したフラットなフロアは、ドライバーが室内に乗り込んだ瞬間、広々とした雰囲気にあたたかく迎えられていると感じるでしょう。フロントパネルからサイドパネル、そしてリアパネルへとシームレスに流れる室内空間は、どの席に座っても全景が見渡せるような印象を与えてくれます」とアルバイサ氏はいいます。

※ ※ ※

「ニッサン アリア コンセプト」について日産代表執行役 山内康裕氏は次のようにいいました。
 
「私たちは未来のモビリティ社会に対して明確なビジョンを持っています。『ニッサン アリア コンセプト』は始まりに過ぎません。私たちはEVを通してクルマのデザイン、パッケージ、そして運転する楽しみをどのように変えていけるのかということを考えています。『ニッサン アリア コンセプト』は夢を追い求めるだけのコンセプトカーではありません。『ニッサン アリア コンセプト』は、『ニッサン インテリジェント モビリティ』を具現化し、新しいドライビングエクスペリエンスを現実に提供するクルマなのです

 また、東京モーターショー2019のプレスカンファレンスにおいて、グローバル研究開発担当副社長の中畔 邦雄氏は、次のように語りました。

「大変革の時代に直面する自動車業界において、私たち日産もまた、新しい時代へ突入しようとしています。日産は電気自動車や高度に知能化した運転支援技術の開発にいち早く着手してきました。そして、2台の新しいコンセプトカー(ニッサン アリア コンセプト、ニッサン IMk)が示す通り、今後も先駆者として世界をリードしていきます」

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