トヨタが怒涛の新車攻勢!? モーターショー直前に新型車を発表する理由とは
ホンダはモーターショー初公開派だった?
トヨタの新型車が相次いでモーターショー前に登場するのに対して、ホンダは新型「フィット」、新型「アコード」、新型「ホンダe」を東京モーターショーで日本初公開するとアナウンスしています。
新型フィットは、トヨタのヤリスとライバル関係にあるモデルです。2019年5月8日にホンダの八郷隆弘社長は、事業方針説明会見にて、次期型フィットを「今秋の東京モーターショーで世界初公開する予定だ」と述べました。
また、同年8月2日には新型アコードも東京モーターショーで日本仕様を初公開するとアナウンスしています。トヨタと同様に事前のアナウンスはしつつも、公開は東京モーターショーの会場となります。
さらに、すでに欧州市場では発表されている小型EV「ホンダe」の日本仕様もお披露目されるなど、ホンダは日本での新型車発表を東京モーターショーに集中させているのです。
ホンダが新型車の発表を東京モーターショーに集中させている理由について、前出の大手自動車メーカーの関係者は次のように話します。
「ホンダは、従来の通りに東京モーターショーでの新型車発表に重きを置いています。やはり、モーターショーはクルマ好きの集まるイベントなので、海外メディアなどが多く集まっているなかでの発表はインパクトがあります。
そのため、トヨタと同様にモーターショーを盛り上げるために事前に告知はするものの、発表やお披露目のタイミングではそれぞれの会社の戦略が表れています」
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また、東京モーターショー2019では、スバルが市販モデルに近い「レヴォーグコンセプト」をお披露目するほか、スズキも次期モデルと見られる「ハスラーコンセプト」も世界初公開するとアナウンスしています。
東京モーターショー2019は、輸入車メーカーの相次ぐ出展キャンセルによって、事前の盛り上がりが欠けている印象はありましたが、国産自動車メーカー各社はさまざまな新型車やコンセプトモデルをお披露目するなど、まだまだ魅力のあるショーとして残りそうです。
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