豪華リアシートのトヨタ新型「グランエース」は、お値打ち感で「Vクラス」を超えた!?
豪華な後席シートの割にバリュー感ある価格設定の新型グランエース
クルマを選ぶ際に非常に大きな動機のひとつになるのが、内外装のデザインです。新型グランエースとVクラスでは、どちらが先進的でしょうか。
●コックピットはVクラスの勝ち
クルマのフロントマスクは、高級車になるほど押し出しの強さが求められる傾向にあります。新型グランエースとVクラスは、どちらが押し出しが強いデザインでしょうか。
金属調加飾の大型ラジエーターグリルをヘッドランプと融合させ、上下左右方向に張り出した新型グランエースのフロントマスクは、華やかで押し出しの強さを感じます。
しかし、こと押し出しの強さということでいえば、アルファード/ベルファイアの方がむしろ上かもしれません。新型グランエースは上品な押し出し感のあるフロントマスクといえます。
ただし送迎用としての利用を考慮すると、新型グランエースの多少控えめな外観は納得のいくものです。
Vクラスは、標準モデルこそ商用車に近い落ち着いた印象ですが、「AMGライン」を採用したモデルもあります。AMGデザインエクステリア(フロントスポイラー、リアルーフスポイラーリップ)、専用19インチAMGツインスポークなどが装備されていて、押し出し感も十分です。
新型グランエースのインストルメントパネルは、水平垂直基調の無難なデザインとなっています。空調吹き出し部に金属調加飾、助手席正面に木目調加飾、メーターフードには表皮巻きと本ステッチを施すなど上質さを追求しています。
Vクラスのインストルメントパネルは、メルセデス・ベンツのほかのラインナップと同様の曲線を活かした有機的なデザインとなっています。
スイッチ類のなどの作り込みなど、もはや新型グランエースとVクラスの比較というより、トヨタとメルセデス・ベンツの比較といった方が適切かもしれません。見た目やテクスチュアなど、コックピットの高級感があるのはVクラスです。
●新車価格では圧倒的に新型グランエースが有利
オーストラリアでの新型グランエースの価格は、標準モデルの6人乗りが約460万円、8人乗りが約474万円、上級モデルVXが6人乗りと8人乗りともに約547万円です。エンジンは2.8リッター直列4気筒ディーゼルです。
Vクラスも2016年発売当時は2.2リッター直列4気筒ディーゼルのみを搭載していました。装備が充実しており高級仕様の「V 220d アヴァンギャルド ロング」の当時の車両価格は620万円でしたが、2017年には一部改良され713万円になりました。もっとも安価で標準ボディの「V 220d トレンド」は550万円です(2017年当時車両価格)。
新車車両価格では装備の充実を鑑みて、新型グランエースの方がお買い得感があります。
では、乗り出しから3年後の価格はどうでしょうか。2016年式のVクラスの中古市場での販売価格は、ほとんどが500万円以上から700万円以下で流通しているようです。5万km以上走行している過走行車でも400万円前後と、割合に価格を維持しているという印象です。
新型グランエースはこれから発売されるのでわかりませんが、アルファードと同じくらいの人気になれば、3年後の中古車市場での価格はそう大きく落ち込むことはないでしょう。
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新型グランエースはまだ日本の公道を走っていないので走行性能などでは比較せず、あくまでも見た目や価格だけでメルセデス・ベンツVクラスと比べてみました。Vクラスもビッグマイナーチェンジした新型がこれから日本に導入されるため、その車両価格や性能が気になるところです。
送迎需要の増加が見込まれるために日本へ導入される新型グランエースですが、ファミリーカーとしてもアルファード/ヴェルファイアの代わりとして注目が集まりそうです。
もともとVクラスが大した車でもないのに
あんな巨体を220dで引っ張ろうなんてのがおかしいんだよね
C220dではクラス以上は実感できるこどEクラスになると重すぎて平均以下だし詰めの甘い設計のDPRの配管も厄して地上高は低すぎるしね