最近のハンドルは円ではない!? 軽やコンパクトカーでもD型ハンドルが増えている理由
カッコばかりじゃない「D型ステアリング」のメリットとは?
D型ハンドルなど、円形ではないハンドルのメリット、デメリットとはどのようなものなのでしょうか。実際にD型ハンドルを搭載するモデルを所有するユーザーは、次のようにコメントします。
「小径でD型のハンドルは、スポーティでカッコイイですし、どれくらいステアリングを切っているかがわかりやすいのもメリットです。また、ハンドルの下の部分がフラットになっているので、膝が当たりにくく、乗り降りがしやすいと思います。
デメリットは、車庫入れなどで目一杯ハンドルを切るときに若干回しにくいと感じるところです。また、ハンドルを戻すときに上下波打つような違和感があります」
たいていのD型ハンドルは、通常のハンドルに比べて小型になっており、その分ステアリングギア比もクイックな設定になっていることが多いようです。
そこにD型ハンドルが加わることで、スポーティな雰囲気や先進性を感じさせるデザインとなっています。さらに、D型をはじめ異形ステアリングは、どれくらい動かしたかが把握しやすいという利点があります。
また、ヒザとのクリアランスに関しては、軽自動車などでスペースに制限があるモデルほど重要な要素になりそうです。とくに、S660のようなMTが好まれるようなスポーツモデルでは、クラッチ操作で左足を動かす機会も多いので、ハンドルに膝が当たりにくいのは嬉しい仕様ともいえるでしょう。
その一方で、やはり目一杯ステアリングを回したり、戻ってくるときに感じる違和感が生じることが多いというのも否定できません。
しかし、円型でない物体(ハンドル)が回転すれば違和感を覚えるのは当然ともいえ、慣れてしまえば意外と気にならなくなるようです。
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最近のハンドルは、エアバッグや各種の操作スイッチが搭載されるなど、社外品に交換しにくいパーツでもあります。
その点、メーカー純正でD型ハンドルや楕円のハンドルが装着されている最近のモデルでは、スポーティで先進的なイメージを演出するデザインの一部として、また乗り降りのしやすさという点において、メリットがあるといえます。
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