バブル期のデートカーが今は女性に人気がない!? 現代のモテ車は「黒い国産SUV」
バブル期にデートカーとしてもてはやされた高級車やスポーツカーは、最近では女性に人気がないようです。現代においてモテるクルマとは、どのようなクルマなのでしょうか。
時代によって移り変わるモテ車の条件とは?
バブルの時代は、女性とデートをするときにはクルマが必須アイテムでした。
当時は「デートカー」を所有していることが当たり前で、ホンダ「プレリュード」や日産「シルビア」、トヨタ「ソアラ」など、高級車やスポーツカーなどのステイタスがあるクルマが人気がありました。
しかし現代では、女性が男性に乗ってほしいクルマの条件が変わってきているようです。
全国の295名の女性を対象に実施された「クルマに関するアンケート」では、9割近くの女性が輸入車ではなく国産車に乗ってほしいということがわかりました(合同会社ラビッツ実施)。
一般的には高価な輸入車に乗っていることがステイタスとされていますが、意外にも女性には国産車のほうが人気があるようです。
また、男性に乗ってほしいクルマのタイプでは、SUVを選択した人が一番多く、次いでミニバン・ワンボックス、セダンとなりました。
車内の広さや乗り心地の良さを重視する女性が多く、また、趣味などで活用できる機能性や多くの人を乗せられる利便性などにより、SUVやミニバンが人気があるということです。
なお、オープンカーはあまり人気がないようです。せっかくオシャレをしてきてもヘアセットが乱れたり、なにより紫外線を気にする人が多く、乗り降りのしづらさも要因ではないかと思われます。
ボディカラーについても、モテるクルマには重要な要素といえます。女性が好むボディカラーは黒が圧倒的に多く、全体の約半分を占めるほどです。次いで、白、シルバーという順に人気があるようですが、アンケートの選択肢にあった蛍光色については、選択した人がひとりもいなかったようです。
これらのアンケート結果を考慮すると、いま女性にもっともモテるクルマは、「黒い国産SUV」であるといえるのではないでしょうか。
逆に女性にモテないクルマとは、どのようなものなのでしょうか。
こんなクルマの助手席に乗りたくないと思われるのは、改造車であることがわかりました。改造車が嫌われる理由は、車高が低くて乗り降りしづらい、マフラーの音がうるさいなどという意見がありました。
ほかにも嫌だと思うクルマとして、芳香剤のニオイがキツイ、座席が汚いなどがあげられ、さらに、車内でタバコを吸われるのを嫌う女性が74%という高い割合を占めているという結果も出ています。
車内で快適に過ごせないクルマは嫌がられる傾向にあるようです。
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アンケートのコメントでは、「見栄を張って身の丈に合っていないクルマに乗るのはカッコ悪い」や「あおり運転が増えているので高級車や目立つクルマは避けたい」などの意見もありました。
男性はクルマを趣味やカッコよさで選んでいることが多いといいますが、女性は現実的で実用性を重視します。
見た目ではなく、乗り心地の良さや清潔感、安心感があるクルマが、現代のモテるクルマの条件といえそうです。
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