アメリカがうらやましい! 日本では売られていない国産メーカーのイケてるセダン3選

トヨタやホンダも! カッコいい北米専用セダンたち

●トヨタ「アバロン」

 トヨタ「アバロン」は1994年、北米向けに「トヨタ」ブランドの最高級セダンという位置づけで販売を開始しました。一時期、日本でも販売されていましたが現在は導入されていません。

スポーティなTRDバージョンもある「アバロン」
スポーティなTRDバージョンもある「アバロン」

 現行モデルのアバロンは2018年に北米市場に登場したばかりで、エントリーグレードの価格が3万5650ドルです。「カムリ」が2万4095ドルからであることを考えると、アバロンの高級志向が分かります。

 アバロンに搭載されるパワーユニットは3.5リッターV型6気筒と、2.5リッター直列4気筒+ハイブリッドの2種類が用意されています。

 大きく口をあけたフロントグリルからはダイナミックな印象を受け、そして横長デザインのLEDヘッドライトや立体的なテールランプによって、よりワイドなイメージも感じられます。

 前後バンパーやボディはエッジによってメリハリが強調され、大きな車体ながらもシャープさや軽快さが感じられます。

●ホンダ「アコード」

 今回紹介するモデルの中で、もっとも早い時期から北米で発売開始されたのがホンダ「アコード」です。

 1976年には初代アコードがデビューしていますが、北米市場でも初代から販売され続けました。現行のアコードは2017年登場の10代目となり、日本のアコードと異なるモデルとなっています。

 北米市場では「CR-V」「シビック」に次いでホンダで3番目に売れているクルマで、パワートレーンには経済的な1.5リッターもしくは2リッターターボエンジン、さらにはハイブリッドを揃えます。

 加えて「ホンダセンシング」をはじめとする充実した運転支援・安全装備が与えられ、効率の良い10速AT(2リッターターボのみ)や6MTをラインナップ。

 日産「アルティマ」のようなアグレッシブなデザインではないものの、ホンダらしいスマートな外観となっており、走行性能や安全性、機能そして経済性といった要素がうまく組み合わせられた1台といえます。

 価格は、日産アルティマよりもやや安価な2万3720ドルからです。

※ ※ ※

 ただでさえ少ない日本のセダン・ラインナップのなかで、スポーティなモデルは、さらに少なくなってしまいました。

 今後もSUVやミニバン人気に押され、より少数派になってしまうかもしれません。しかし、運転して楽しいのはやはりセダン、という声もよく聞かれます。

「こんなセダンなら欲しい」と思わせるデザインや、かつての高性能セダンのようなスペシャルモデルの復活を期待したいところです。

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