なぜ新型カローラはMT仕様を設定したのか? トヨタ開発者の意図とは

豊田社長が感じた新型カローラの特徴とは?

 近年、トヨタの豊田章男社長は「もっといいクルマをつくろうよ」というキャッチフレーズを使い続け、クルマづくりを進化させる重要性について社内・社外問わず訴え続けています。

トヨタ新型「カローラ」
トヨタ新型「カローラ」

 豊田社長の目から見て、新型カローラはどのように映っているのでしょうか。2019年9月上旬に、同社のテストコース「トヨタテクニカルセンター下山」で新型カローラをドライブした豊田社長は、次のようにコメントしました。

「初めてのクルマに乗ると、一緒に乗っている人との会話というよりは、クルマに集中しちゃう。でも、(新型カローラは)会話もできているでしょ。普通のドライブができているんだよね。

 普通のドライブができているということは、曲がりたい所で曲がっていく。止まりたい所で減速してくれている。その辺のところがストレスなくできているから、(ドライブ中も)話せているんだと思う」

※ ※ ※

 新型カローラは決してスポーツカーではなく、そのため圧倒的な加速力やハンドリングをはじめとした動力性能は必要ありません。

 その一方、運転に慣れた人から初心者まで、さまざまな人が乗る可能性があります。そういったなかで求められる動力性能は、緊急時の危機回避をはじめとした環境下でも自然なドライブができることだといえるでしょう。

 また、運転初心者にとっては自然にドライブできることで、癖のない運転を身につけることにもつながります。

 新型カローラの動力性能は、MT仕様を待ち望んでいたクルマ好き以外にも、さまざまな人に向けて門戸が開かれているといえるでしょう。

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1件のコメント

  1. 何を言ってんだ?たかだかミッションの違いを線引きに操る楽しみとか?
    それは一つの選択肢で各々の乗り手に委ねる事だろうに
    ステップATだってアクセルの踏み具合で難なく変速のタイミングは操れるし、肌で感じるようなメカニカルノイズなど車がドライバーに送ってくる情報は限り無くあるのに単に乗り手が鈍感になってるだけで、そんな鈍感向けに何に乗ってるか解らんようなCVTの車を世に送り出しておきながら何が今更に操る楽しみのCVTとか周回遅れな勘違いもいいとこだろ
    またスポーツカーと言うのは車の仕切りではなく如何に乗り手がその車の性能を使いきるかの仕切りであるにも関わらず何でもかんでも流線型を見ればスポーツカーとか頭が悪すぎる!
    軽トラだって昔の360の軽だって立派にスポーツカーに成り得るしトヨタのように操ると言う感覚を客に対して長年封印してきた企業が今更に外国規格の車を単に日本にお下がり発売しただけでMT車を設定した理由に操る楽しみなどとは言語道断なのである!

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