なぜ新型カローラはMT仕様を設定したのか? トヨタ開発者の意図とは
豊田社長が感じた新型カローラの特徴とは?
近年、トヨタの豊田章男社長は「もっといいクルマをつくろうよ」というキャッチフレーズを使い続け、クルマづくりを進化させる重要性について社内・社外問わず訴え続けています。

豊田社長の目から見て、新型カローラはどのように映っているのでしょうか。2019年9月上旬に、同社のテストコース「トヨタテクニカルセンター下山」で新型カローラをドライブした豊田社長は、次のようにコメントしました。
「初めてのクルマに乗ると、一緒に乗っている人との会話というよりは、クルマに集中しちゃう。でも、(新型カローラは)会話もできているでしょ。普通のドライブができているんだよね。
普通のドライブができているということは、曲がりたい所で曲がっていく。止まりたい所で減速してくれている。その辺のところがストレスなくできているから、(ドライブ中も)話せているんだと思う」
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新型カローラは決してスポーツカーではなく、そのため圧倒的な加速力やハンドリングをはじめとした動力性能は必要ありません。
その一方、運転に慣れた人から初心者まで、さまざまな人が乗る可能性があります。そういったなかで求められる動力性能は、緊急時の危機回避をはじめとした環境下でも自然なドライブができることだといえるでしょう。
また、運転初心者にとっては自然にドライブできることで、癖のない運転を身につけることにもつながります。
新型カローラの動力性能は、MT仕様を待ち望んでいたクルマ好き以外にも、さまざまな人に向けて門戸が開かれているといえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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