トヨタ「RAV4」とスバル「フォレスター」卓越した四駆性能がウリの人気SUVを比較

充実した安全運転支援システムと四駆性能

 RAV4とフォレスターは、ともに最新のSUVらしく安全運転支援装備が充実しています。

 RAV4は安全運転支援装備として「Toyota Safety Sense」を搭載し、レーントレーシングアシスト/プリクラッシュセーフティ/レーダークルーズコントロール/オートマチックハイビーム/ロードサインアシストが全車に標準装着となっています。

トヨタ「RAV4」
トヨタ「RAV4」

 フォレスターは車両の0次安全性の高さをアピール。アイポイントが高いため見晴らしがよく、ピラー形状が最適化されていることにより死角が減り、優れた外部視界性を確保しています。

 また、ドライビング時の疲労を軽減する目的として、シートの形やクッションの素材を最適化しました。

 安全運転支援システムとして「歩行者保護エアバッグ」と「アイサイト」を全車に標準装備。緊急時のみならず、あらゆるシーンで安全で愉しいドライブを提供するスバルの総合安全の考え方のもと、クラストップの安全性能を実現しています。

 さらに、ドライバーの居眠りやわき見運転を検知する「ドライバーモニタリングシステム」を、スバル車として初搭載しました。

 RAV4とフォレスターを比べると、4WDの性格はやや異なることが分かります。

 RAV4のハイブリッド車の4WDは、おもに前輪を駆動するハイブリッドシステムで、後輪に駆動トルクが必要になったときに、即座にリアモーターがアシストする生活四駆といえる4WDシステムです。

 一方、e-BOXERを搭載するフォレスターは、水平対向エンジンによるシンメトリー駆動系レイアウトに電気モーターをコンパクトに組み込んで、伝統の4WDによる操縦性や走破性の高さをアピールしています。

 また、フォレスターには四駆性能をさらに向上させる「X-MODE(エックスモード)」と呼ばれる機構が搭載されて、これまでの1モードから2モードに変更され、深い雪やぬかるみなどのハードな状況でも脱出できる設定が追加されました。

 RAV4により本格的な4WD性能を求めるのであれば、ガソリンエンジンのアドベンチャーとG Zパッケージに搭載される「ダイナミックトルクベクタリングAWD」があります。

「ダイナミックトルクベクタリングAWD」の特徴は、走行状況に応じて、前後トルク配分にだけではなく後輪トルクを左右独立で制御することにより、旋回時の車両安定性を高める「トルクベクタリング機構」にあります。

 また、四輪駆動が不必要な場合には「ディスコネクト機構」により、プロペラシャフト前後で動力伝達を切断することで燃費が向上され、燃費性能がアップします。

 RAV4の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」は、世界で初めて採用された新技術として注目されています。

 価格(消費税込)は、RAV4が260万8200円から381万7800円、フォレスターが280万8000円から309万9600円となります。

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 RAV4とフォレスターは、それぞれ違った部分に強みがあるので、購入するときには違いを考慮して選択するのが良いでしょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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